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自律神経失調症の予防に必要なものとは?現在のストレスもチェックしてみよう

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

体に異常が無いのに、不調が続いている…ということはありませんか?

慢性的な疲れ、肩こり、めまい、頭痛などがあって、毎日の生活がつらいと感じている方は、もしかしたら自律神経失調症かもしれません。

医療機関を受診しても異常が見つからず、対処療法で終わってしまうため根本的な治療がなされず「つらさを理解してもらえない」と悩んだり「気が緩んでいるだけだ」と罪悪感に駆られたりして、症状をこじらせてしまうことがあります。

そこで今回は、自律神経失調症をこじらせないようにする方法と効果的に治療を受けるためのポイントについて解説したいと思います。特に本日は「生きがい」という観点からお話していきたいと思います。

心身が感じているストレス度合いをチェック

まずは、あなたの心と体が感じているストレス具合を確認してみましょう。

自分の状況を理解することは、自律神経失調症を予防する上で大変効果的です。

以下のチェックリストで、多く当てはまる場合は自律神経が乱れている可能性が高いと言えます。

・風邪を引きやすく、治りにくい
・手足が冷たいことが多い
・頭が重い
・めまいを感じることがある
・動悸がすることがある
・口の中が荒れやすい
・舌が白くなっていることがある
・肩がこりやすい
・背中や腰が痛くなることがある
・なかなか疲れがとれない
・寝つきが悪く、熟睡できない
・イライラすることが多い
・やる気が湧かない

いかがでしょうか?

多く当てはまったからとはいえ、自律神経失調症だと断言できるものではありませんが、他の病が潜んでいる可能性もあるため、気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診するようにしてくださいね。

自律神経失調症予防に効果的なこととは?

突然ですがあなたは「生きがい」を持っていますか?

「趣味が生きがい」「寝ることが生きがい」「食べることが生きがい」など、人それぞれかと思いますが、オススメなのは仕事以外の生きがいを持つことです。

人は他人との関わり合いの中で、自分の存在価値を確認しながら生きています。

中でも会社は一日の多くを過ごす場所で、存在価値を見出すことができる場所です。

しかし、会社の中で存在価値を見出せなかったら、どうでしょうか。

会社だけにこだわらず、娯楽や趣味、スポーツなどでもつながり合える場を持つことで、生きがいを感じ、日常のストレス発散につながります。そのストレス発散により自律神経の乱れが修正されるということは大いにあり得ますよね。

では、「生きがい」を持つためにやって良いことと悪いことについて解説したいと思います。

・自分の意志で始める

趣味などを始める時は「人に勧められてする」のではなく、自分の意志で始めるようにしましょう。

人から言われたものは長続きせず、素直な気持ちで臨めないことが多いため、大切にできません。

一例ですが、子どもの頃に親に無理矢理、通うように言われた習い事を想像すると、理解できるのではないでしょうか。

・ノルマを課さない

せっかく始めた趣味ですが、成果を出すことや課題を課すことを目標にすることは、あまりオススメできません。

もちろん、発表会や試合などに向けて意識を高め自分を成長させていくことにやりがいを感じる人もいるでしょう。

しかし、自律神経失調症を患う人を見ていると趣味にまで義務やノルマを課してしまい、かえってストレスを溜めてしまっているというケースがよく見られます。

趣味は自分のペースで、気晴らしになる程度のものをオススメします。

効果的に治療を受けるためのポイントとは?

自律神経失調症に限らず、どんな病でも早期治療が大切です。

とはいえ、時折起こる頭痛や疲労、やる気が湧かないくらいで医療機関を受診してもいいのだろうか…と、ついためらってしまう方が大半だと思います。

そこで受診するポイントとしては、症状の改善に向けて規則正しい生活を心がけたけれども、症状が良くならない場合には治療が必要だという認識を持つようにしましょう。

では、治療を受けるにあたり効果を最大限に上げるポイントについて解説したいと思います。

・自分の行動パターンや性格を理解する

自分の病気が日常生活の行動パターンや、自身の性格と関係していることに気が付いていない場合があります。

また、病状について深刻に考え過ぎるあまり、体の症状だけではなく心にも影響を与えてしまう方がいます。

病気について正しく理解し、自身の傾向についても可能な限り改善を心がける方が治療の効果が上がると言えます。

・医師の診断に従う

不安の強い患者さんの中には、処方された薬を飲まなかったり、止めてしまったりする方がいますが、必ず医師の指示には従うようにしましょう。

そのような状態では薬の効果も期待できず、好ましくない作用ばかりが出てくることになりかねません。

まとめ

今回は自律神経失調症を予防するための「生きがい」についての解説と効果的な治療をうけるためのポイントについて取り上げてみました。

どんな病であってもストレスを溜めないことと、診断を受けた時には医師の治療に従うことが大切です。

まずは自分の生活習慣を見直し、これからの寒い季節に向けて体調を整えましょう!

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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