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あと11試合で引退の李大浩、9回に21号逆転満塁弾/モリマンド好投し7勝目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
9回に21号逆転満塁弾を放ったイ・デホ(写真:ロッテジャイアンツ)

20日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

ハンファイーグルス-ロッテジャイアンツ(テジョン)はロッテが4-5で1点を追う9回表、1死満塁で3番イ・デホがレフトへ21号満塁ホームラン。ロッテは8-5として逆転に成功した。試合はロッテが8-6で勝利した。

この日のテジョン(ハンファ生命イーグルスパーク)は試合前に、各球場で実施のイ・デホの「引退ツアー」が行われた。今季限りで引退のイ・デホは現在リーグ3位の打率3割4分を記録している。

(関連記事:40歳の李大浩、引退目前も首位打者争い 「まだ日本でやれる自信はある。ソフトバンクは雇ってくれる?」

またSSGランダーズ-KTウィズ(インチョン)はSSGの先発ショーン・モリマンドが好投。初回に1点を許すも、2回から6回までKT打線をノーヒットに抑える安定感抜群の投球を見せた。

モリマンドは7回92球を投げて被安打3、失点1。直球の球速は140キロ台中盤ながら、低めへの落差の大きいカーブと、バットの芯を外すカットボールで抑えていった。7月にチームに加わったモリマンドは10度目の登板。この日、自己最多の9三振を奪った。

試合は4回裏に8番キム・ミンシクが放った2号3ランが決勝打となって、4-2でSSGが勝利。モリマンドは7勝目(1敗)を挙げている。

好投し7勝目を挙げたモリマンド(写真:SSGランダーズ)
好投し7勝目を挙げたモリマンド(写真:SSGランダーズ)

◇9月20日(火)の結果

・トゥサン 8 - 2 NC(チャムシル)

 勝:クァク ピン

 敗:ダーモディ

・キウム 2 - 10 サムスン(コチョク)

 勝:ウォン テイン

 敗:ヨキッシュ

・SSG 4 - 2 KT(インチョン)

 勝:モリマンド

 敗:デスパイネ

・ハンファ 6 - 8 ロッテ(テジョン)

 勝:ク スンミン

 敗:カン ジェミン

・KIA 1 - 11 LG(クァンジュ)

 勝:イ ジョンヨン

 敗:チャン ヒョンシク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「サムスンの前監督、WBC韓国代表のスコアラーに」

韓国野球委員会(KBO)は来年行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のスコアラーに、ホ・サムヨン前サムスンライオンズ監督が就任したと発表した。今月末にパナマで行われる予選への派遣が予定されている。今季途中に監督を辞任したホ前監督は、監督就任以前、長年サムスンのスコアラー長を務めていた。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

キウムの2軍、コヤンヒーローズとの試合に1番指名打者で先発出場。レフトフライ、セカンド内野安打、空振り三振。1盗塁を記録した。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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