「傷アリみかんを避ける」←「それ間違い!!」料理人からの声がけ【そのワケとは?】
こんにちは、板前のぱぷちゃんです!
『甘いみかんを食べたい!』誰しも、1度は思った事があるのではないだろうか?失礼しました…1度ではないですね、私たちが常に思っていることではないだろうか?甘くて美味しいみかんを食べるには、甘くて美味しいみかんを見抜く必要があります。
今回は私(料理人)が皆さんにこの「見抜く力」を授けます。
見抜く力には大きく分けてポイントが3つあります!1つずつわかりやすく、解説していきますので最後まで読んで下さいね!
ポイント①:傷ありを避けない!
皆さん、スーパーでみかんを買うとき「傷ありみかん」を避けていません?『とにかく綺麗な物、綺麗な物!』とつぶやきながら、選んでいないですか?
みかんも人と同様、見かけで判断してはいけません!
なんなら、傷があるみかんの方が「甘い!」なんて可能性もありますよ。嘘だと思っていませんか?よし、少し根拠を述べましょう!
【傷ありみかんの方が甘い理由】
みかんに傷がつくと…みかんの酸味の元である「クエン酸」が傷を修復するために消費され、甘さが増すと考えられています。
『みかんを揉んだら、甘くなる」という話を聞いた事ありませんか?これもまさに同じ原理です。実際、私もやったことがあるのですが…甘みが増すと言う表現より、「酸味が減り、甘みが際立つ」という表現の方が良いのかもしれません。
ポイント②:油胞が小さい!
「油胞」ってなんや?と首を傾げた方のために解説しましょう!
【油胞とは…】
みかんの皮を近くで見てみると、半透明のつぶつぶとした斑点のような物があるかと思います。そう、これが「油胞」なのです。
そして、この油胞が小さければ小さいほど甘いと言われています!これは意外と皆さん知らないポイントとなるので要チェックです。
ポイント③:形が扁平形!(ヘンペイケイ)
最後のポイントは形です。甘くて美味しいみかんは横から見た際に横長の扁平形になっている事が多いです。
これには、ちゃんとした理由があるのです!
みかんは、横に成長する過程で甘味が増していくと言われています。なので、横に広がっているみかんほど甘いのです!
また、横から見た際に「左右対称」のみかんを買いましょう!左右非対称のみかんは十分な成熟を遂げていない可能性が高いです。
今回のまとめ
・傷があるみかんの方が甘い可能性が高い!
・皮の油胞が小さければ小さいほど甘い!
・横から見た際に扁平形で左右対称のみかんが甘い!
【読んで為になる】
茶碗蒸しが好きな方は【茶碗蒸しに「舞茸」を入れると失敗する|これって本当?現役料理人に聞いてみた】という記事を書いたので良かったら、見てみて下さい!