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難病克服へ。実戦復帰のオリックス安達「食事に気を遣うけど、順調に来ている」

田尻耕太郎スポーツライター

2日続けて「1番ショート」でスタメン出場

【4月3日 ウエスタン公式戦 バファローズ0-1ホークス タマスタ筑後】

練習中には笑顔も
練習中には笑顔も

難病の潰瘍性大腸炎で離脱し、前日2日に実戦復帰していたオリックスの安達了一内野手が、3日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(タマスタ筑後)も2試合続けてスタメン出場した。

この日も「1番ショート」で名を連ねた。2日は2打数ノーヒット1四球に終わっていたが、第1打席で山田大樹の直球を引っ張り左翼線に二塁打を放った。その後の打席は中フライと一塁ファウルフライに倒れた。

守備は、名手らしく6度の守備機会を無難にこなし、復帰戦より1イニング長い7回表まで出場した。

「体力に課題」も、来週末にはフル出場か

第1打席で見事二塁打
第1打席で見事二塁打

試合後、「まだ全然足が動いていなかった。体力的にはまだきつい」と現状を語りつつも、初ヒットには「よかったです」と笑顔も見せた。

今後については「まだ焦らない」との思いもありつつ、次の8日からの広島3連戦(神戸サブ)でのフル出場も視野に入れている。

「まだ食事の面は気を遣っています。体重もだいぶ戻りましたが、試合に出始めたので少し減ったかも。ただ、順調には来ていると思います。今後は体力面の課題をクリアしていきたい」

福良淳一監督が2軍でのフル出場を1軍昇格への条件に挙げているとの報道もある。

オリックスに不動のショートが戻ってくる日が、着実に近づいている。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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