フェデラーが、テニス最終戦ATPファイナルズで3連勝をしてグループ1位通過! 14度目の準決勝へ!!
男子ワールドテニスツアー最終戦であるATPファイナルズ(11月12日~19日、ロンドン・O2アリーナ)大会5日目のラウンドロビン(総当たり戦)のボリス・ベッカーグループ3ラウンド目で、ロジャー・フェデラー(2位、スイス)が、マリン・チリッチ(5位、クロアチア)を6-7(5)、6-4、6-1で破り、3連勝でグループ1位通過を決めた。
第1セットは、お互いサービスゲームをすべてキープしてタイブレークの末、チリッチがセットを先取した。
「第1セットでは、いくつかの大事なポイントで、がまん強くというより、少し攻撃的に行き過ぎてしまった」と振り返ったフェデラーは、第2セットに軌道修正をし、第2セット第10ゲームでは、ワンチャンスを活かして、チリッチのサービスブレークに成功して、セットオールとした。
ファイナルセットに入って、第2ゲームをフェデラーが先にブレークに成功すると、フェデラーのプレーが上向く一方で、チリッチのテニスのレベルがダウンした。
「ロジャーがひとたびブレークに成功すると、少し力が抜けてプレーするようになり、明らかにいいプレーになった」(チリッチ)
結局、フェデラーが第6ゲームもブレークして一気に勝負を決めた。「容易ではなかった」と試合を振り返ったフェデラーだが、17本のサービスエース、11本のフォアハンドストロークのウィナーを含む、合計34本のウィナーを決めて、36歳という年齢を全く感じさせない、驚くべきハイレベルなテニスをロンドンで披露した。
ツアー最終戦で、大会史上最多となる14度目の準決勝進出を決めたフェデラー。見事な復活を遂げた2017年シーズンの集大成として戦うATPファイナルズで、有終の美を飾るタイトルまであと2勝だ。