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【大和郡山市】金魚(ちんゆい)の街・大和郡山で全国屈指の工芸フェア・ちんゆいそだてぐさが開催されます

きんぎょ地域情報発信ライター(大和郡山市・天理市)
「ちんゆいそだてぐさ」インスタグラムより

大和郡山市内のあちらこちらで、なんとも味わいのある渋いポスターが掲示されています。気になるその内容は、奈良大和郡山・現代工芸フェア2024「ちんゆいそだてぐさ」

「ちんゆいそだてぐさ」とは?

「チンユイ」は、中国語で金魚を言う発音で、金魚はたくさんの卵を産むことから中国では縁起の良い魚とされています。日本で最初に発行された金魚の飼育書が「金魚養玩草(きんぎょそだてぐさ)」大和郡山から新しい工芸作家を生み、育てるという思いから、現代工芸フェア「ちんゆいそだてぐさ」と名付けられました。

「ちんゆいそだてぐさ」は2013年に第1回目が開催されました。今回は12回目の開催となり、ワークショップを含め153ブースが出店します。前回の開催では2日間で全国各地から約3万人もの来場者が訪れました。

過去開催の様子(「ちんゆいそだてぐさ」公式インスタグラムより)

「ちんゆいそだてぐさ」の趣旨

主催者のお話では、「若手作家の作品を発表できる場を作り、生活基盤が立てられる仕組みを作ること。」技術があっても経済的に厳しい数多くの作家に発表の場を作り、作家の作品をしっかり理解してもらい購入へ繋げる。単なる工芸展ではなく、作家の未来につながる場を提供することが目的です。

出店には厳しい審査があり、全国でもレベルの高い工芸展となっています。「ちんゆいそだてぐさ」は今や若手の登竜門となり、北海道から沖縄まで日本各地から応募があります。今回で第12回目をむかえた「ちんゆいそだてぐさ」の第1回2回目の出店者の中には、世界で戦う作家となっている人もいます。そんなレベルの高いイベントに全国各地からギャラリスト、バイヤーが訪れ、若手作家は自分を売り込む絶好の機会となります。

多彩なブース・フードショップが並びます

会場には若手工芸作家のブースはもちろんのこと、大阪芸術大学工芸学科のブースや起業して間もない若手作家のブース、福祉施設ひかり園などのブースが並びます。

ワークショップでは、いっちん絵付け(細い口金から白化粘土などを絞り出すように器の表面に装飾する技法)など普段なかなかできない体験をすることができ、子供だけでなく大人も新鮮に楽しめます。

フードショップもお祭りの屋台などで出店されるものではなく、イベントのコンセプトに合った奈良や大和郡山で個人で経営されている厳選されたショップが並びます。

「ちんゆいそだてぐさ2024」会場

城址会館付近

明治に建てられた奈良県立図書館を譲り受け、郡山城跡に移築された城址会館。1997年に指定文化財に指定されました。

明治時代に建てられた風格のある城址会館
明治時代に建てられた風格のある城址会館

追手門向櫓前の芝生広場

綺麗に整備された芝生広場
綺麗に整備された芝生広場

追手門付近

会場の郡山城跡公園は整備中で、歴史と融合しながらますます広々と綺麗になり進化しています。そんな郡山城跡で開催される伝統と現代工芸フェア2024「ちんゆいそだてぐさ」全国の若手工芸作家さんが目指す質の高い工芸展で作家さんの渾身の作品を鑑賞し、味わい深い1日を過ごされてはいかがでしょうか?私も興味津々で参加させていただく予定です。会場の様子や感想など、またお伝えできたらと思います!

奈良県大和郡山 現代工芸フェア2024「ちんゆいそだてぐさ」
開催日:2024年5月18日(土)19(日)
開催時間:18日 10:00-17:00 / 19日 10:00-16:00
     入場無料 / 雨天決行
会場:郡山城址 追手門櫓 城址会館 追手門向櫓
アクセス:近鉄郡山駅より徒歩約7分・JR郡山駅より徒歩約15分
駐車場:なし 近隣の駐車場をご利用いただくか、公共交通機関をご利用ください。
「ちんゆいそだてぐさ」公式ページ公式Instagram

地域情報発信ライター(大和郡山市・天理市)

旅が大好き!アウトドアが大好き!美味しいもん大好き!のきんぎょです。金魚のまち「大和郡山」と歴史のまち「天理」の「よし、明日行ってみよ!」と楽しめる情報をお届けします。よろしくお願いします。

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