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【天理市】昔ながらの素朴な美味しさのみかんを摘みに山の辺の道沿いの『天理観光農園』に行ってきました!

きんぎょ地域情報発信ライター(大和郡山市・天理市)

幼稚園や小学校の遠足でみかん狩りに行った記憶ありませんか?みかんのシーズンとなり、懐かしさもあいまって久々にみかん狩りに行ってきました!

『天理観光農園』は、天理市内から車で約10分ほどで来れる近場でみかん狩りが楽しめるスポット。山の辺の道沿いの奈良盆地が見渡せる高台にあり、周りにはみかんやきんかん、柿畑が広がっています。

カフェも併設していて、山の辺の道観光の貴重な休憩場所でもあります。

『天理観光農園』の歴史

『天理観光農園』を運営する左迫間さんのおじいさんは、農業学校に勤務するかたわら、自宅でも農業をしていました。教え子の生徒さんに実際にみかんを摘む体験をさせてあげたり、遠足に来れる場所を作りたいと昭和32年に『天理観光農園』設立しました。

山の斜面を利用したみかん畑

コロナ禍で遠足などのみかん狩りが減ってしまいましたが、現在は自然の中での体験をさせてあげたいと県外の幼稚園、小学校からの利用が多いそうです。奈良盆地を望む西に面したみかん園はアップダウンがあり、ふうふう言いながらのみかん狩り。「普段運動しないから、良い運動になった」と喜ばれることも多いそうです。

無農薬でそのまま食べても安全なきんかん摘みは、1袋300円で詰め放題。毎週のように訪れるリピーターさんもいて、自宅でジャムやスムージーにするそうです。

いざ、みかん狩りへ!

観光農園の入園口から入ると、西に傾斜した面に約2000本のみかんの木が広がっています。主な品種は温州みかんで、温州みかんの中でも極早生や早生など出来る時期が違うものを植えて、約2ヶ月間みかん狩りを楽しめるように工夫されています。この日は、近くの中学生が職場体験に訪れ、木の片付けのお手伝いをしていました。

今にも木から落ちてきそうなみかん
今にも木から落ちてきそうなみかん

『天理観光農園』はみかん狩りだけでなく、道の駅などにもみかんを出荷しているそうです。今年は暑さとカメムシの大発生でみかんは不作だとか。反面、みかんは例年にない甘さだそうです。さんさんと太陽を浴びオレンジ色がツヤツヤなみかんが、たわわに実っていました。

みかんは大きいものより、小ぶりサイズが果実の水分が少ないため、味が濃縮されて甘いそうです。みかんをもぎ取るのがなかなか難しく、ヘタが取れてしまい中身が見えてしまうありさま、、、調べたところ、ヘタの大きいものは、樹齢が若く余分な水分があって水っぽく、小さいものはベテランの木で適度な水分で美味しいそうです。ヘタの小さな小ぶりサイズのみかんを狙って摘むと、甘いみかんにあたる確率が上がるかも!

摘んだばかりのみかんを食べてみると、最近出回っているものよりは酸味があり、甘さとのバランスが絶妙で、水分が多く昔ながらのさっぱりとした味のみかんでした。

太陽の光をいっぱい浴びて育ったツヤツヤに輝くみかん
太陽の光をいっぱい浴びて育ったツヤツヤに輝くみかん

みかんは時価(取材時はkg/550円)となっていますので、お問い合わせのうえご利用くださいね。

バーベキューも楽しめる!

みかん狩りだけでなく、バーベキューも楽しめる施設があり、家族連れやママさん友達、職場の集まりなどの大人数でもよく利用されるそうです。心地良い疲れを感じたみかん狩りの後は、みんなでワイワイ楽しみながらバーベキュー(施設利用料:大人1540円・食材、飲み物持ち込みOK)デザートに摘んだばかりのフレッシュなみかんをいただきませんか!

『天理観光農園』公式ページより
『天理観光農園』公式ページより

奥まで続く大規模なバーベキュー施設
奥まで続く大規模なバーベキュー施設

イベントの開催や餅つき体験もできる!

『天理観光農園』の建物は、宴会などで大人数が利用できる大規模なもので、マルシェなどのイベントでも利用されています。現在休止中のヨガ教室も、近々開催できるように準備を進めているそうです。

運営当初、伊勢の赤福がブームだったこともあり、おじいさんが「それならうちは粟餅で勝負だ!」と始まった粟餅をつく体験(1人前500円・5人前から受付・要予約)ができます。石臼でついた柔らかいお餅は、忘れられない味となるでしょう!

併設する『Cafe わわ』

『Cafe わわ』では、農園や地元の食材を使用した、身体に優しいメニューを提供しています。

店内は木目調の白を基調とし、木のテーブルやドライフラワーが山のカフェらしい安らぎの空間を作っています。

窓からの景色を眺めながらゆったりとしたひとときを!
窓からの景色を眺めながらゆったりとしたひとときを!

窓際は日向ぼっこができる特等席
窓際は日向ぼっこができる特等席

『Cafe わわ』メニュー

素朴ながらも、地元の食材を最大限に活かした農園ならではのメニュー。気になる「牛すじ柿カレー」は、地元特産の熟した柿を使用することでコクが出て、深い味わい。土日限定の石窯Pizzaは大人気メニューです!

ドリンクメニュー

一番人気は「生搾りジュース」温州みかんやネーブル、はっさくなど、その時期の一番美味しい柑橘をそのまま搾ったジュースです。

山の辺定食(650円)をいただきます!

おにぎり2個と鮭、お味噌汁がついた「山の辺の定食」2種類のトッピングのおにぎりは、ふわっと柔らかでありながら、お米の味をしっかりと味わえます。自家製の白菜とゆずのお漬物がたっぷりと添えられています。外は香ばしく中はふんわり焼かれた鮭の塩加減が、みかん狩りで疲れた身体に染みます。

追加で「粟餅(お茶付き・330円)」を注文しました。きなこと砂糖醤油から選べ、きなこを選択。

「粟餅」は香ばしく、きなこたっぷりで素朴な味わい。固くなりやすいので、残念ながらお持ち帰りはできません。

生搾りジュース(600円)

時期によって材料が変わる「生搾りジュース」この日は温州みかんでした。小ぶりの温州みかんを約5個も使用した、砂糖も何も使用しない、温州みかんそのものを楽しめるジュース。酸味はほとんどなく、温州みかんの甘さが凝縮されたさっぱりとしたジュースで、一気に飲み干しました!

併設するショップ

農園で採れた温州みかんを販売しています。(時価・変動あり)配送もできますので、山の辺の道散策のお土産にいかがですか?

お好きなみかんを選んでお土産に!
お好きなみかんを選んでお土産に!

「みかんジャム(650円)」

農園で採れた完熟の新鮮みかんをまるごと炊いた安心のジャムです。

「あわこクッキー(350円)」

「第1回奈良うまいもの選手権」でグランプリを受賞した、粟を粉にして作った「あわこクッキー」スリムな鹿の形のパリッと香ばしい素朴な味のクッキーです。

アップダウンのあるみかん園で、もぎ取りに四苦八苦しながらの久々のみかん狩り。景色が良くて、とても清々しい気分になりました!

今年はみかんが不作というとで、早くみかん狩り体験が終了するかもしれませんので、状況をご確認してお早めにご来園くださいね。

『天理観光農園』

住所:奈良県天理市園原町183

TEL:0743-66-1663

営業時間:10:00~20:00

営業日:
12月、1月、2月、3月、6月、7月、8月
木曜日、金曜日、土曜日、日曜日

4月、5月、9月、10月、11月
水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日

営業時間: カフェ  10:00~16:00
      BBQ   11:00~20:00
     (15:00以降は条件有)
※臨時休業することがあるので、お問い合わせください。
駐車場:有り

アクセス:JR・近鉄天理駅から山の辺の道ハイキングコースで徒歩約40分

     名阪国道天理東ICから約10分

『天理観光農園』公式ページ

        公式Instagram

地域情報発信ライター(大和郡山市・天理市)

旅が大好き!アウトドアが大好き!美味しいもん大好き!のきんぎょです。金魚のまち「大和郡山」と歴史のまち「天理」の「よし、明日行ってみよ!」と楽しめる情報をお届けします。よろしくお願いします。

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