【バルチカ03】東京・大阪で人気の「一石三鳥」新業態は高価な”大人の食堂”イノゲート大阪の隠れ名店
JR大阪駅西口改札直結新駅ビル「イノゲート大阪」が2024年7月31日(水)に開業します。
商業フロア(2階~5階)には飲食店が50店舗も入居。ルクア大阪の「バルチカ」から派生し「バルチカ03」と呼ばれるこのエリアは、梅田で働く30代後半から50代の男性がターゲット。ちょい飲みからガッツリグルメまで、毎日通いたくなるお店が集結しています。
今回は一足お先にお邪魔した、5階にある割烹(かっぽう)「食堂 一石三鳥」をご紹介します。
食堂 一石三鳥
「食堂 一石三鳥」は「バルチカ03」の一番端に位置している隠れ家のお店。この外観なので食堂というより割烹という感じですね。
のれんをくぐると中はライブ感の楽しめるオープンキッチン。コの字型のハイカウンターに座っていただいたコースはこちら。
北京ダック
わぁ!いきなりデモンストレーションからスタート。家鴨の皮を藁(わら)焼きでバリバリに仕上げます。
レバームース、発酵白菜、ブルーベリーソースを合わせたものを、特製の生地に巻いていただきます。
様々なニュアンスが加わり、通常の北京ダックとは別物です。すごい!コースの展開が楽しみなスターターでした。
但馬牛とイカ墨のゼッポリーネ
イカ墨を入れて真っ黒なピザ生地を揚げたゼッポリーニに、但馬牛の赤身のタルタルを寄せ、キャビアをトッピング。薫香が漂い、レーズンの甘さがアクセント。ゼッポリーニは磯の風味が漂い、それぞれを別に頂いてもおいしい。
鮑(あわび)とキノコのカルパッチョ
産地直送の鮑、アワビ茸、おおなめこ、白舞茸を梅干しドレッシングで和えたカルパッチョ。ピリッとした刺激とパクチーのスプラウトが存在感あり。
マスカツとベジョータの生ハム
スペイン産ベジョータの生ハムを0.1mmの極薄に削り、サクラマスのカツの上にふわっとのせた逸品。
下には発酵青唐辛子を使ったグリーンカレーソースが敷かれていて色彩も味わいも楽しめました。生ハムの脂がゆるんでうまーい。
高濃度トマトのピクルス
静岡産のアメーラトマトを高級鮨屋の一番出汁の味わいにて。ひんやりとしたお口直し。
生ウニの冷製パスタ
冷製ながら中太のパスタにて(カッペリーニなど細麺の場合が多いです)さっぱりとしたクリームソースあえ。そして北海道産の生ウニがどーん。コースの中でも特に好きなメニュー。
ベジョータの生姜焼き
最高級スペイン産のベジョータを生姜焼きでいただくとは驚き!ソースをかける演出にバターとシェリー酒が香りうっとり。
お肉の甘さを堪能。飴色にローストされたペコロスとキャベツの千切り添え。確かに生姜焼きは食堂メニューの鉄板ですが、これはとてもぜいたくですね。
本日の魚と発酵パプリカのパエリア
本日の魚は30kg級のスズキ。サフランの代わりに発酵パプリカで作った「一石三鳥」名物の赤いパエリアです。
ガス火とオーブンで作られており水分を飛ばしたアルデンテな米の焼き具合が好み。生姜とネギをパリパリにしたトッピングもイケている!
一石三鳥大人のカキ氷
「お酒×氷×季節」がテーマなのだそう。ココナッツミルクがベースの氷を瞬間冷凍して、北海道産赤玉メロン(プラム風味の蜜煮)をトッピング。ソースは山椒をアクセントにしたホワイトチョコレートとマスカルポーネ。仕上げには四万十産の日本ミツバチの蜂蜜をかけるという、こだわり尽くしのラグジュアリーな大人のかき氷。
ラムモナの生チョコ
樽香を効かせた熟成ラム酒と自家焙煎のエスプレッソを使った香り高き生チョコレートとコーヒーでコースの余韻を楽しみます。
ドリンクについて
生ビールから、日本酒、ワイン、焼酎、ウイスキーまで、こだわり抜いたコース料理にあわせていろいろ揃っています。ワインセラーあり。
おわりに
ライブ調理を楽しみながら、極上の食材を食堂の気軽さで堪能できる「大人の食堂」は、フーディーのハートをとらえるに違いありません。とんでもなくステキなお店が誕生しました。食堂と思って行くと「高っ」となりますが、一品の食材に手間暇をかけた納得のお料理がいただけると思うので、気になる方はぜひ行ってみてください。
食堂 一石三鳥
大阪市北区梅田3-2-123
イノゲート大阪 バルチカ03 5F
06-6485-8234
15:30~/18:00~/20:30~の3部制
コース:13,000円~
9席(カウンターのみ)
木曜日定休
公式インスタグラム(外部リンク)
取材協力:食堂 一石三鳥
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