9月とともに秋雨前線が活発化 関東は大雨と低温に注意
北陸中心に大雨か
タイトル画像にある通り、あす9月のスタートとともに日本付近で秋雨前線が長々と顕在化する見込みです。
しかも注目は前線上に発生する低気圧(朝鮮半島のすぐ東)で、この低気圧に向かって、大陸からは非常に湿った空気が流れ込み、さらに低気圧の北側には上空の寒気もあるため、この周辺で雨雲が顕著に発達するおそれがあります。
雨雲の予想をみると、低気圧周辺の活発な雨雲があす1日(水)夜以降、北陸周辺に届き始め、あさって2日(木)にかけて、東海や関東を通過する計算となっています。
さらに関東には冷涼な北東風(涼しい空気)が吹き込むため、東京都心などは10月並みの顕著な低温となる可能性もあります。
警報級の大雨のおそれ
気象庁からは大雨に関する早期注意情報(警報級の可能性)が、北陸と岐阜、長野に出されており、2日(木)にかけては、警報級の大雨となるおそれがあります。
気象庁からはまだ公式的な大雨情報は出されていませんが、コンピュータの計算では、2日(木)にかけての総雨量は150ミリ前後に達する所もある予想で、今後、気象庁から発表されるであろう最新情報を確認するようにして下さい。
金沢は2日(木)朝にかけて、大雨危険度上昇も
ウェザーマップが発表している金沢の予報では、あす1日(水)夜から本降りの雨となり、あさって2日(木)に日付が変わる頃からさらに雨脚が強まり、朝にかけて大雨がピークとなる予想です。
2日(木)未明から明け方にかけての夜の暗い時間帯に大雨の危険度が大きく上昇するおそれもありますので、気象庁の最新情報の他、地元の自治体が発表する避難情報などにも注意するようお願いします。
東京都心は本降りの雨と顕著な低温に
東京都心の予報をみると、あす1日(水)は曇雨天となり、これまでの残暑はすっかりと収まるでしょう。日中の気温は25度に届くかどうかになりそうです。
そしてあさって2日(木)は北陸からの活発な雨雲がやや弱まりながらも通過するため、大雨に注意が必要です。さらに冷たい北寄りの風も吹くため、気温は朝からほとんど横ばいで、日中でも20度を少し超える程度と計算されています。
これは日中の気温としては10月上旬から中旬並みの低温で、人によっては、長袖を着ても肌寒さを感じるかもしれません。
厳しい残暑から一転、10月並みの低温となりますので、雨とともに気温の変化にも十分ご注意下さい。