極端な天気が増えている?
来月は再び、猛暑に
今日(31日)、気象庁は西日本に高温情報、東・西日本の太平洋側と沖縄・奄美に少雨情報しました。西日本ではこの先2週間、猛暑が続き、あわせて、関東から九州、沖縄にかけては雨も少ない状態が続く見通しです。
先日は、山口・島根両県で記録的な大雨になりました。7月、これまでの雨量をみると、日本海側や東北では平年を大幅に上回る雨量(緑色)が見られますが、一方で、太平洋側では雨が少なくなっています(茶色)。全国的にみると、雨の少ない地域の方が多いでしょうか。
「極端気象」が増えている?
このような、大雨と少雨が隣り合わせになることは、けして珍しいことではありません。天気は常に、揺れ動いていますから、昔にも今年のような天気はあったことでしょう。でも、気象の専門家の間では、近年、平均とは大きくかけ離れた天気が多く発生するようになったと指摘する声があります。このような、極端な気象のことは「極端気象 Extreme Weather (Climate) Event 」とも呼ばれています。
とくに、地球温暖化が進むと、大雨、干ばつ、熱波、寒波といった、生活に直接影響するような、極端な天気が増えると、気象の本にはよく書かれています。まさに、それが目に見えるようになってきたのでしょうか。今の天気をみて、そう思うのは短絡的な見方と思いますが、あとで思い返すと、あのときが転機だったといえるときがくるかもしれません。