「エビを片栗粉で洗う」←「なんで?」料理人の回答に…『早く教えて欲しかった!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん「エビ」は好きですか?
また、エビ料理を言われると何を思い浮かべますか?「エビフライ」?それとも「エビチリ」?どれも捨てがたいですよね。
今「エビフライ」と出ましたが、皆さんは『エビフライ食べたいな〜』と思ったら自分で作りますか?それとも「冷凍食品」を買いますか?
正直、ここ数年で「冷凍食品」のクオリティがかなり上がったように感じます。下手に自分で作るより「冷凍食品」の方がよほど美味しいのかもしれません。何より作る手間が少なく、後片付けも楽です!
一方で、自分で作る方は"エビの下ごしらえ"で「エビを片栗粉で洗う」という工程を目にしたこと、やった経験ありませんか?
『なんの為にやるの?』と疑問に思う方も一定数居るでしょう。そこで今回、「エビを片栗粉で洗う」という工程に隠された意味を徹底解説したいと思います。
料理が好きな方や今晩エビチリを作る方は、最後までお付き合いください!
今回の目次
- 片栗粉を使う理由
- 塩を使う場合のポイント
- 片栗粉が無い場合
- まとめ
片栗粉を使う理由
【理由】
片栗粉を使用する主な理由は、その微細な粒子にあります。
片栗粉の粒子は細かいので、臭いのもとになる汚れをしっかり吸着してくれます。
また、「塩」を使用しても効果的です。
塩には…エビの臭みや汚れを浮かび上がらせる効果があります。
そのため、この2つを組み合わせて使うことで、臭いや汚れをしっかりと取り除くことができます。順番としては、塩でエビの臭みや汚れを浮かび上がらせて、片栗粉で洗い流すイメージです。
塩を使う場合のポイント
塩は片栗粉よりも粒子が大きいです。粒子の大きい、塩で洗う際に力を入れると身がボロボロに崩れてしまいます。エビはとても繊細な食材です、生の状態は特に!
塩を入れて洗う際は、優しく洗うように心がけて下さい!
また、塩を使うので少なからず、エビに塩分が入り込みます。エビフライなどの揚げ物を作る場合はそこまで気にする必要は無いのですが、『エビチリ』や『炒め物』を作る際は、塩分の再調整が必要です。
味が薄い場合は調味料を足せばいいですが、しょっぱい(濃い味)場合は再調整が難しいです。
薄く味をつけて、味見をしてください!これはどんな料理にも言えることです。
片栗粉が無い場合
必ずしも、ご自宅に片栗粉があるわけではありません。そういった場合、何で代用すれば良いのでしょうか?私のオススメは「料理酒」です。方法は簡単です!
背ワタを取り除いたエビに、お酒を回しかけて10分ほど放置するだけ!
そのあとは水で洗い流します。料理酒だけでなく、日本酒や白ワインなんかでも代用が可能です。
まとめ
- 栗粉は細かい粒子でエビの汚れを吸着し、塩と組み合わせることで効果的。
- 塩を使う際は優しく洗い、塩分の再調整が必要。
- 片栗粉がない場合、料理酒を使用することができる。
【もっと学びたい人】
「意外と知らない!デコポンと不知火の違い」を「X」で分かりやすく解説しているので良かったら、見てみて下さい!