全国の感染者数では日本は韓国よりもましだが、東京はソウルよりも悪い!
韓国の中央疾病対策本部が7月1日午前10時に発表した統計によれば、昨日(6月30日)の韓国の新型コロナウイルスの新規感染者は51人。28日、29日と二日続けて42人だったが、再び50人台に戻ってしまった。これにより韓国の感染者は累計で1万2850人。このうち首都・ソウル市の感染者が約10分の1にあたる1321人。
韓国はこの1か月間(6月1-30日)で感染者が1332人も増えた。ソウル市だけで458人もの感染者が確認された。
この1か月間の韓国の感染者を10日別に区切ってみると、6月1-10日までが444人、11-20日までが459人、21-30日までが429人なっており、直近の10日間はやや減少した。6月の一日の感染者の最多は19日の67人で、最小は21日の17人。
一方、日本の全国の感染者数は韓国よりも5919人多い、1万8769人。このうち東京都の感染者が約3分の1の6225人。
日本はこの1か月間だけをみると、全体で1872人の増。韓国の1332人よりも540人ほど多いが、人口比(日本1億2593万人対韓国5184万人)からすると、日本の増加率は韓国よりもはるかに低いことがわかる。但し、死亡者に限っては韓国がこの期間、僅か10人しか出してないのに日本は74人と韓国の約7倍も多く出している。それと、気になるのは東京の感染者の増加傾向だ。
東京ではこの1か月間で995人の感染者が確認されている。ソウル市(185人)の約5.3倍である。人口はソウルの975万人に対して東京は1395万人と400万人ほど多いだけである。特に、直近の10日間(21-30日)だけを比較すると、ソウルの102人に対して東京は481人と、4.7倍も多い。
ソウル市の感染者は1日から10日までが185人、11日から20日までが171人、そして21日から30日までが102人と減少傾向にある。これに比べて東京は1日から10日までは190人とソウルとほとんど変わらないものの11日から20日までが324人、そして21日から30日までが481人と急増している。
直近の10日間だけを見ると、ソウルは一日最多が17人で20人以上は一日もなかったが、東京は逆に最小が22日の29人で、後は30人台が2度、40人台が1度、50人台が5度、60人台が1度となっている。
それと、死亡者の数である。ソウルは7人と一桁だが、東京の死亡者は325人に達している。この差の原因がどこにあるのか第2波に備えるためにも是非、究明してもらいたいものだ。