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【泉佐野市】犬鳴山の紅葉は今が見頃!おススメの紅葉スポットやほかのお楽しみも?「秋の絶景ぶらり散歩」

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉佐野市など)

夏にバーベキューと温泉の取材に訪れた犬鳴山

「あれから、たくさん地域の方々に利用していただいていますよ!」と、取材先の方からうれしいご報告をいただきました。

今回は、秋色に染まった犬鳴山で「秋の絶景ぶらり散歩」を楽しむ様子をお届けします。もちろん往復1時間以内で行けちゃうから、気軽に秋の絶景を堪能できますよ。

(11月27日 撮影)
(11月27日 撮影)

「大阪みどりの百選」にも選定されている犬鳴山は、スギやヒノキなどの常緑針葉樹に交じりイチョウやモミジなどの落葉樹の種類も豊富。季節の移ろいと共に表情を変える山々が、訪れる人の目を楽しませています。

山全体が赤く覆われているという印象はないものの、あちらこちらに色鮮やかな秋色が顔をのぞかせています。取材日は天候にも恵まれ、絶好のお散歩日和でした。

はじめに立ち寄ったのが、前回取材をさせていただいた「犬鳴温泉センター」

「ほんのわずかな時間で“人里離れた秘湯の雰囲気”が味わえる『レトロ温泉』日帰り旅」としてご紹介したところ、“レトロで素敵!”“泉質がいい!”と、多くの地域の方々が訪れてくれるようになったんだとか。秋の「レトロ温泉」の様子も気になり、館内を撮影させていただきました。

「犬鳴温泉センター」の入口付近もすっかり秋の装いに模様替えです。

看板犬のリリーちゃんも元気そう♪

温泉へ向かう通路の先にある「日本庭園」がものすごくきれいと女将に聞き、早速行ってみることに。

男湯のすこし先にある「休憩処」。この奥に「日本庭園」があります。

わー! ため息がでるほど美しい光景に目を奪われます。赤やオレンジ色のモミジの中にピンク色の山茶花がかわいらしく咲いています。

背景に見える山々の緑がそれらを引き立て、まるでここだけ別世界のようです。豊かな自然が織りなす色鮮やかな景観に素直に感動しています。

紅葉は落ち葉も素敵。わたしはよく落ち葉の写真を撮ります。

場所によって見え方のちがう落ち葉。どんなキャンバスに描くか、色のコントラストを想像しながら撮影するのも楽しいものです。

湯舟から見える景色も気になり、利用者のいない時間に女湯をのぞかせていただきました。

朝の光が差し込む浴場が美しく、夏に訪れたときには青々としていた木々の風景もすっかり秋めいていました。「レトロ温泉」は秋の装いもお似合いです。

「犬鳴温泉センター」の「日本庭園」で紅葉を楽しんだあとは、源泉100%のとろとろ温泉でしっかりカラダを温めましょう。今回ははじめに立ち寄りましたが、「秋の絶景ぶらり散歩」は帰りに“温泉でしめる”のがおススメですよ~。

「七宝龍寺」へ向かう参道をぶらりと歩いてみることにします。この日は天候もよく多くのハイカーが訪れていました。

すこし歩いたところに大きな木が…。

大阪府で一番高い「ノッポ杉」です!なんと、38mもあるんですって。

「屏風岩」「大黒天岩」などの大きな岩が祀られています。普段見ることのできない雄大な自然に圧倒されながら歩みを進めます。この辺りは、あまり紅葉は見られない様子。

ちらほらと咲くかわいい花を見つけるのも楽しい♪

透明度の高い水に癒されます。

「両界の滝」
「両界の滝」

犬鳴山には大小48の滝があり、その中でも特に両界の滝塔の滝弁天の滝布引の滝古津喜の滝千手の滝行者の滝の七瀑が有名なのだそう。今回は紅葉が目的のため、すべての滝はめぐりませんが「滝めぐり」を楽しんでも良さそうです。

「きんたかばし」を越えたあたりから、うっすら色づいた葉が見えはじめました。

逆光に照らされるカラフルな葉がとてもきれいです! 紅葉を楽しむためには「光」も重要。

天候、時間帯によって光もさまざまです。近頃、年代を問わずスマホで写真を撮りSNSなどにアップされる方も多いと思いますが、ぜひ逆光や斜光を狙ってみてください。びっくりするほどロマンチックな写真が撮れることもありますよ。

川のせせらぎをBGMに色鮮やかな景観を楽しめる貴重な季節。山だから寒いのかなと思いきや、この日はトレーナー1枚ですこし汗ばむほどでした。けれども山は山。足元が悪い場所もあるので“山にふさわしい装備”と温かい服装でお出かけいただくようご留意くださいね。

「瑞龍門」が見えてきました。もうすこし歩いてみます。

行者迎えの門として知られる「瑞龍門」。しっかりと一礼をして門をくぐります。

山中所々で見かける「泉佐野観光ボランティア協会」さん“手づくり”の「樹名板」

これがとってもかわいいんです。

いろいろな「植物」や「生物」の紹介を手書きのイラストと手づくりの看板で素敵に紹介してくださっています。今の季節に咲いていない花も、春には観賞できるのね~なんて、次に訪れる時期の参考にもなりそう。

ここにも山茶花が。愛らしいピンク色の花が山に彩を添えています。この季節に見頃を迎える山茶花も、お散歩のお楽しみのひとつになりそうです。

そして今回一番感動したスポットはコチラ。「神宝橋」からの圧巻の眺め。

訪れた時間帯も良かったのか(午前中)、葉を透過した光が岩肌に反射してキラキラと輝いていました。まるで額縁の中の絵を見ているようで、その先の美しい世界にカラダごと吸い込まれそうです。

訪れていた方も思わず「わー!」と歓声をあげて撮影を楽しまれていました。

ここからすこし歩いた先でも色とりどりの秋を楽しむことができました。

現在時刻は11時42分。

今回はここで引き返してお昼ごはんと、お楽しみの“アレ”を食べにいきたいと思います。お時間のある方は、ぜひ「七宝龍寺」まで足を運んでみてくださいね。

夏にバーベキューの取材をさせていただいた「犬鳴山WOODS」。売店まわりも紅葉で彩られ、多くのハイカーで賑わっていました。

*「七宝龍寺」へ向かう参道入口は、「犬鳴山WOODS」の売店横をすこし進んだところにあります。

「川床スペースもきれいなんですよ~」と、オーナーの塩田さん。

「川床スペース」
「川床スペース」

温かい色に染まった「川床スペース」も、これまた乙な雰囲気ですね!

この時期でもこんなに温かい日もあるんだと「山」は訪れてわかることも多いようです。

*バーベキューのご利用やその他お問い合わせは「犬鳴山WOODS」公式HP(外部リンク)まで

紅葉を楽しまれていた“クールビューティー”な方々。ワンちゃん連れで楽しめる「犬鳴山WOODS」は、夏だけでなく紅葉の季節も楽しんでいる方が多くいらっしゃいました。

塩田さんが、なにやら準備をしています。

石焼き芋です! 焼き芋に目がないわたしは、これを楽しみにしていました♪

大きさにより250円(税込)~
大きさにより250円(税込)~

わたしは「シルクスィート」を食べてみました。

クリームみたいに甘い、甘いお芋。石焼き芋ってやっぱりおいしい!

売店では、「カレー」500円(税込)「牛丼」550円(税込)ランチメニューのほか、ドリンクメニューも豊富だから、お散歩の休憩にもおススメですよ。

「カレー」500円(税込)
「カレー」500円(税込)

この時期の営業は、土、日、祝のみ(10時30分~16時30分)で、年内営業はのこすところあと4回のみとなりました。

12月11日(日)まで

紅葉散歩を楽しむ際は、ぜひ訪れてみてくださいね。

年始は「七宝龍寺」へ初詣に行かれる参拝者のために、

1月1日、2日、3日(10時30分~16時30分)は営業されるとのことです。

”里親募集中”のミーちゃんも待っているよ~
”里親募集中”のミーちゃんも待っているよ~

ほかにも「犬鳴山WOODS」のすぐそばに“カフェ”もできる素敵なお店もありました。“犬鳴地鶏”が食べられると聞き、前から気になっていたお店です。この日はお客さんもいっぱいで大忙しの様子。ササっと写真だけ撮らせていただき、次の機会にぜひ食べてみたいと思います。

木曜日と金曜日が定休日のようです
木曜日と金曜日が定休日のようです

「カフェテラス 空」
「カフェテラス 空」

素敵な店内で、みなさん思い思いの時間をすごされていました。

お楽しみ満載の「秋の絶景ぶらり散歩」はいかがでしたか?

わたしは、「旅」「散歩」が大好きです。なぜなら計画次第で“楽しさ無限大”だからです。今回は“紅葉”がメインでしたが、ちょっと視点を変えるだけでいろんな景色や楽しみを見つけることができました。こんなお散歩をほんのわずかな時間で楽しむことができるのだから、つくづく良い街に住んでいるな~と思います。

渓谷のせせらぎ×紅葉”を楽しめる時期もあとすこし。

半日もあれば十分楽しめる「秋の絶景ぶらり散歩」

気分転換にぶらりといかがでしょうか?

【関連情報】
スポット名:犬鳴山
住所:〒598-0023 泉佐野市大木
アクセス:南海本線「泉佐野」駅より南海バス(犬鳴山行き)で30分、「犬鳴山」下車、JR「日根野」駅より南海バス(犬鳴山行き)で20分、「犬鳴山」下車、関西空港自動車道「上之郷IC」より15分
取材協力・撮影協力 (株)犬鳴温泉センター 様/
犬鳴山WOODS 様/カフェテラス 空 様
*記事内写真はすべて11月27日に撮影したものです。
*記事内容は取材当時のものです。

ライター(泉佐野市など)

大阪府泉南市・泉南郡・泉佐野市担当。 なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちのまちのちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。みなさまの日常がもっともっと楽しくなりますように。 2023年2月、2023年5月、2024年9月MVA受賞

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