意外と知らない?気をつけるべき、トイレ掃除の間違い・注意点
こんにちは、掃除研究家のおそうじペコです。
運気アップにかかせない掃除場所といえば「トイレ」が有名ですが、掃除方法で意外と知られていない注意点があります。
気づかず掃除し続けると、大切なトイレ機器を傷つけることになってしまうかもしれません。
今回は、見落としがちなトイレ掃除の注意点をまとめました。
自宅トイレの素材はご存じですか?
ここ数年でトイレの機能は上がりました。節水機能や防臭、防汚機能を備えた新素材の機種が次々に発売されています。
単なる陶器だった昔のトイレと違う現代のトイレ事情、便利になった分お掃除も注意が必要です。
温水洗浄便座は電化製品
冬は便座が温かくなりお湯で洗浄してくれる便利な温水洗浄便座ですが、トイレ機器の一部でありながら取扱いは電化製品です。
お手入れの際は、一般的な電化製品と同じようにコンセントを抜いて内部や、電子部品がぬれないよう注意が必要です。
防汚コーティング加工
便器のフタや、便座は触るとつるつるとしています。
汚れをつきにくくするため表面に防汚加工がしてあるためです。そのため、防汚加工が取れないよう使用する洗剤は基本的に中性洗剤が推奨されています。
新素材を使用した便器
メーカーによっては便座だけではなく便器そのものに防汚加工や、特殊新素材を使用したものもあります。汚れや水アカがつきにくく、自動洗浄効果があるなど多機能で非常に優れた次世代のトイレです。
その分素材が傷つきやすくなっているため、使用できる掃除道具や洗剤が指定されています。
まずは、ご自宅のトイレの機種や素材の注意点を知ることが大切です。新素材であれば、汚れがつきにくくなっている分掃除の手間も省けます。
必要以上にこすったり、強い洗剤を使用しないよう気を付けましょう。
知らずにやってしまいがち・・トイレ掃除の注意点
次に、実際に掃除する時の注意点をご紹介します。
掃除は中性洗剤が基本
ほとんどのメーカーが推奨するトイレ掃除の洗剤は「中性」タイプです。
ただ、トイレはさまざまな菌も多く汚れがつきやすいために、消毒と洗浄を兼ねたエタノールや強めの洗剤を使用したくなります。
しかし日常的に頻繁に使用していると、便座など防汚加工が剥がれて傷が残ってしまうことがあります。
こちらの画像をご覧ください。
便座を強い洗剤で掃除しすぎたために、防汚加工がとれて表面が乾燥しています。細かい傷もついているため、汚れが再付着しやすくなってしまいました。
汚れはこびり付く前に中性洗剤を使用して早めに落とすのが安全です。
強めの洗剤の漬け置き時間
便器の種類によっては、塩素系や酸性系の強めの洗剤でも使用できるものがあります。
せっかく強めの洗剤でガツンと汚れを落とすので、しっかり洗剤を湿布・漬け置きをしたくなりますが、洗剤の種類によっては強めの洗剤は成分が気化するため、長時間湿布すると周囲のデリケートな素材部分(温水洗浄便座など)に影響を与える可能性があります。
洗剤メーカーは、長時間湿布せず説明書に記載されている時間内の使用を守るよう注意喚起しています。
※基本的に必ず取扱説明書に記載された種類の洗剤、掃除方法に従って下さい。
研磨作用のあるブラシに注意
使用するトイレ用ブラシにも注意が必要です。
前述の新素材の便器や、防汚加工してある素材は研磨作用のあるものや硬めのブラシで強くこすると傷がついてしまいます。
ひどい汚れがあると強くこすりたくなりますが、逆に傷が残り汚れが付きやすくなってしまいます。
トイレ本体のメーカーによっては、使用可能な素材や推奨するトイレブラシが明記してあるので確認しておくと安心です。
掃除用トイレシートの流し方
トイレのふき掃除に便利な「流せるトイレ掃除用シート」を愛用されている方は多いと思います。掃除後の畳んだ状態で便器に流してしまうと、ほぐれずに固まった状態で流れてしまい、詰まり事故の原因になる恐れがあります。
以前水道局の方より、年に数回は溶けずに固まった紙の詰まりで故障があるというお話を聞きました。
掃除用シートの販売元も使用方法として流す前は広げて・一枚ずつ流すよう推奨しています。
一度掃除したものを広げることに抵抗がある場合は、自治体のルールに従って燃やすごみなどに出すようにしましょう。
私も失敗し続けました・・トイレ掃除新ルール
実は筆者もエタノールで便座をふきすぎた結果ヒビを入れてしまったり、酸性の強い洗剤を30分以上湿布し続けていたなどさまざまな失敗をし続けてきました。
掃除はきれいにすることが目的ですが、同じように安全性を確保することも大切だと私は思います。
一般的にはトイレのフタの裏側や目立つところに、お手入れの注意事項が記してあります。大掃除も近い時期ですので、もう一度お手入れ方法の確認や取扱説明書を確認してみてはいかがでしょうか。