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ここは高級レストラン…?いいえ、電車内です。豪華列車はトイレまですごかった

ぼっちのazumiさんマニアックひとり旅ライター

きらびやかなランプ、ふかふかのソファ、繊細な装飾……

見ているだけでうっとりしてしまう高級レストランのようなこの場所は、なんとJR九州の電車内です。今回は、超豪華な観光列車「或る列車」に乗ってきましたので、隅々まで紹介していきます!

まさに金ぴか!風格ただよう外観

博多駅に停車したこちらの列車が、「或る列車」。バリエーション豊かな観光列車が通る博多駅のなかでも、ひときわ目を惹くゴージャスな輝きです。明らかに目立っているので、たくさんの人が物珍しそうに撮影していました。

その名もSWEET TRAIN
その名もSWEET TRAIN

重厚感のある唐草模様を纏う一方で、ロゴはハートや星を使ったデザインでかわいらしいですね。そのおかげでか、どこかポップでファンシーな雰囲気を感じます。

豪華絢爛!ラグジュアリーな内観

外観だけで十分もの珍しい「或る列車」ですが、内観は乗車する人しか実際に見ることができません……!

今回はすこしばかりおすそ分けしますので、ぜひ雰囲気をイメージいただけたらと思います。

私の座席
私の座席

内観は外観以上にゴージャス。明治時代らしい和洋折衷でハイカラな雰囲気に車内は包まれています。※或る列車は明治時代に九州で作られていた幻の車両からその名がつけられています

ハートのロゴと、木の格子
ハートのロゴと、木の格子

温かみのあるランプ
温かみのあるランプ

外の博多駅ホームとはまったく違う世界
外の博多駅ホームとはまったく違う世界

料理やドリンクが出るカウンターはバーラウンジのよう
料理やドリンクが出るカウンターはバーラウンジのよう

別の車両は個室席、木のあたたかいデザイン
別の車両は個室席、木のあたたかいデザイン

車両をつなぐ廊下…とは思えぬステンドグラス
車両をつなぐ廊下…とは思えぬステンドグラス

廊下の反対側のデザイン
廊下の反対側のデザイン

高級だからこそ……トイレも見ておきたい!

いよいよ本題です。「或る列車」に乗るなら必ずチェックしたいと思っていた場所がありました。

それが……

トイレです。

みなさんはちょっといいレストランや百貨店に行ったとき、ついついトイレの内装を見て「さすがだな」と思ってしまうことはありませんか?

おいしいレストラン、接客のいいお店には、決まって「いいトイレ」がつきものです。やっぱりハイクオリティな場所は、トイレまでハイクオリティなのです。個人の見解です。

では、トイレの入口から見ていきましょう。

先ほどの木を基調とした個室車両の奥に、トイレはひっそりとあります。入口はなんとガラスの自動ドア。ドアにももちろん、ロゴマークや格子柄のあしらいがされています。

では入ってみましょう。

左手が先ほどのドアです。トイレゾーンに入ったらすぐ大きな窓と清涼感のある木々のイラストが目に入ります。

「トイレに入った途端、ボロボロ」なんてことがなくてよかったな……(笑)。やっぱり、「クオリティはトイレで分かる理論」、あるかもしれません。

トイレ側を向くとこんな感じです。木の壁、ドア、ゴミ箱など、統一感のあるデザイン。男女兼用の大きなトイレと、女性用の小さめのトイレがありました。

女性トイレ
女性トイレ

男女兼用トイレ
男女兼用トイレ

室内の柄もびっしり!それぞれのトイレの柄が違っておしゃれです。

そして特に素敵だったのが洗面台。

洗面台
洗面台

ティッシュやせっけんもあり
ティッシュやせっけんもあり

洗面台の隣には全身鏡もあり
洗面台の隣には全身鏡もあり

ここは……百貨店のトイレなのか……?

両サイドに強めの照明がついているタイプの洗面台の鏡は、百貨店やデパートにあるトイレの化粧ブースみたいでした。完全におめかしするための鏡だなあ。

期待通りのおしゃれなトイレに充実感を覚えつつ、シックな車両内に戻ったのでした。

こうやってみると、トイレはメインの車両内と比べて、さわやかで明るい雰囲気にデザインされているのかもしれません。清涼感がある感じがします。適材適所で場所に合わせたデザイン設計がされているのも、さすが「或る列車」です。

以上、今回は「或る列車」の外観、内観について詳細に紹介していきました。

なお、「或る列車」の魅力はその圧倒的なビジュアルだけではありません。絶品コース料理や途中停車駅での体験など、五感で楽しむことができる列車ですので、ぜひご自身の目や舌で、体験しにいってみてください。

マニアックなスポットへの散歩や旅に興味のある方は、ぜひフォローしてくださると嬉しいです!ではまた次の旅で。

マニアックひとり旅ライター

ひとり旅、ひとり散歩が好きなライターです。観光ガイドに乗っていないような裏スポットや、日常では通り過ぎてしまうようなニッチな場所によく出没します。「知らなかった、自分も行ってみたい」と思ってもらえるような情報をお届けします!

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