【高齢者を狙う悪質な訪問販売】介護福祉士が現場で見た『実態と防御策』を漫画でわかりやすく解説
こんにちは。認知症のケアサポーター『夢 はるか』です。わたしは介護福祉士としてデイサービスや訪問介護の現場で15年以上働いています。
介護の仕事をしながら、子どものころから好きだった漫画を描くことを通して、一人でも多くの人に認知症や介護のことを知っていただきたいと考え、Yahoo!ニュースへの寄稿を続けています。
今日は、わたしが実際にご家族から相談を受けた悪質な訪問販売についての漫画をお届けします。
事実に基づく話ですが、プライバシー配慮のため若干創作を加えています。
高齢の母親と同居する女性が、仕事から帰ってくると、下駄箱の上に見覚えのない契約書がありました。
すでに全国紙と地方紙の2紙を購読しているのに、さらに他の新聞の購読契約をさせられたようなのです。
カッとして、おばあちゃんに契約書のことを問いただしましたが
「何も覚えていない」
と言います。
その後、女性が気持ちをクールダウンして、ゆっくり話を聞いてみると、おばあちゃんはその日の出来事を、少しずつ思い出してくれました。
「いつでも解約できる」
などと言葉巧みに、プレゼントまで用意してサインを迫られたようでした。
すぐに新聞販売店に電話して解約することができましたが、今後もっと大きなトラブルが起こるのではないかと思うと心配です。
悪質な訪問販売には、以下のような手口があります。
消費者ホットラインに電話すると、クーリングオフの方法など、具体的な契約解除のやり方を教えてくれます。
外部リンク:消費者ホットライン(消費者庁)
日頃から、ちょっとした困りごとも相談できる、家族のコミュニケーションも大切ですね。