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数年前にオランダで無料交換したガス検知メーター→高額請求の分かれ道となった決断

樫山ひか漫画家/イラストレーター

オランダ在住で日本人夫婦の日常生活を漫画ブログ等で発信している樫山ひかです。

2年ほど前、コロナ禍のロックダウン(生活必需品の店しか営業が許可されてなかった時代)中に、家に取り付けてあるガス、電気の検知メーターが全世帯新しく交換になるということがありました。それが今になって大きな分かれ道でエネルギー費の高額請求へ繋がってしまっているのです…。

検知メーターの交換があった2年前まで、オランダでの電気ガス代の支払いは変わったシステムでした。

一年に1回、電気ガス会社からハガキが来るので、そこへ検知メーターに表示されてる数字を書いて返送するというもの。

つまりこれは、このハガキを送った後でないと、1年間実際に使用したガス電気代がわからないというものでした。そのため、オランダでは毎年の使用平均料から月々いくら引き落とすという設定をしていたのです。そして実際の使用量がわかると、過払い金で戻ってくる人や不足金として高額な請求がくるというのがあたりまえでした。

それが新しい検知メーターになったことで、実際の使用量がアプリやネットを通じて、毎日消費者がわかるようになったのです。

戦争の影響でエネルギー費が数倍となり高騰になったオランダでは、この使用量がすぐにわかるというのは大きなことで、実際にひかさんの家でも毎日数値をチェックできることで節電に大きく役にたっているようです。

ですが、2年前に交換してなかった人たちが、旧式のメーターの為「実際の使用量がわからない」ということで高額請求がきたり、アナログ検知メーターの誤差で、実際の使用量より多く使用料金が請求されているという問題が起こってしまっているのです。

現在慌てて交換希望を出しても、半導体不足の影響で交換には数年待ち、有料で交換順番を早めたとしても半年待ちだそうです。そんな交換を待つ人達はまだ100万世帯以上あるようで…。

2年前に、交換作業の為、作業員とのアポをめんどくさがってたひかさん夫婦。ですが、あのとき「めんどくさがらずに交換しておいてよかったねぇ!」と震えるのでした。

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ー樫山ひかー

オランダ在住のエッセイ漫画家。日本人夫婦目線によるオランダでの日常生活や海外で出会ったネタやクスっと笑える漫画を紹介。ライブドア公式ブロガー。ブログ、インスタ、Twitterで毎日漫画を更新中!

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