ホークスが野菜を自家栽培。若鷹リチャードらが収穫「ゴーヤも自分も育つ」
ホークスファーム本拠地・タマスタ筑後の正面すぐ前に今年誕生した「ひな丸農園」で20日、夏野菜の収穫が行われた。
この農園は2年前に、HAWKSベースボールパーク筑後のグラウンドキーパーが発案。「僕らは筑後第二球場で芝の管理や土の状態を常にチェックして勉強しています。その延長上で、農業にも興味を持ち、やってみたら面白いんじゃないかと思って始めました」。当初はグラウンドキーパーが独自で若鷹寮の片隅でひっそりと始めたのが、今年からメイン球場の正面前に場所を移して、規模もかなり大きくなった。
今回収穫されたのはトマト、ナス、ゴーヤ、キュウリ、スイカなど。今シーズン開幕後の4月中旬ごろに種が蒔かれ、約3カ月のあいだに立派に育った。
種蒔きは若手選手も行っており、この日の収穫にもゴーヤの種を蒔いた沖縄出身のリチャード内野手、そして小林珠維内野手が姿を見せた。
リチャードは「この数カ月でゴーヤも自分も育ったと思います。でも、本当に大きくなっていてびっくりしました」と驚きながら、嬉しそうに野菜を手にした。そして獲れたばかりのトマトを水で洗ってパクリと頬張り「美味い!」と大絶賛だった。
この日収穫された夏野菜は21日にタマスタ筑後で開催されるウエスタン・リーグ公式戦の広島東洋カープ戦(17:00プレーボール)に来場したファンの中から抽選で「獲れたて野菜詰め合わせセット」としてプレゼントされることになっている。
リチャードは「ゴーヤはチャンプルーもいいけど、かつお節と玉ねぎを乗せてポン酢をかけて食べるのが僕のおすすめです」とPR。小林も「キュウリは是非そのままかじりついてください」と笑顔で話した。
まだ誕生して数カ月の「ひな丸農園」だが、地元テレビ局とのタイアップなどもあり、HAWKSベースボールパーク筑後の一定の盛り上げに貢献している。今後も野菜の種類を変えて新たなチャレンジもしていく方向となっている。
※写真はすべて筆者撮影