【秋田県横手市】横手に吹く大正ロマンの風!閑静な集落の中に建つ古民家カフェ『久助』とは?
2019年オープン!レトロな雰囲気でカフェやランチが楽しめる『久助』とは?
自然に囲まれたレトロモダンな空間で、のんびりとした時間を。
横手の中心部から少し離れた閑静な集落の中に、一軒のカフェがある。鮮やかに揺れる緑色の木々を引き連れて、凛とした表情で建つ古民家。その昭和2年生まれの建物をリノベーションし、2019年にオープンしたのが『Cafe 久助』だ。
なんだか100年前の世界に迷い込んだみたいだな。そんなことを思いながら趣きのある建物の中に足を踏み入れると、古い屋敷の一角にシャレオツなカフェ空間が広がっていた。優しい木の温もりが印象的な店内では、すでに数名のお客さんが思い思いのランチタイムを過ごしている。
店内はテーブル席のほか、カウンターやソファ席も完備。奥の壁にはレコードや絵画が並び、ムーディーなジャズミュージックが心地よい音量で流れている。そう、今日は脱サラした男性店主が営むこの穏やかな空間で、のんびりランチタイムと洒落込む魂胆だ。
MENU(メニュー)
Hot Drink Menu(ホットドリンクメニュー)
Coffee1番(浅煎りのブレンドコーヒー):500円、Coffee2番(深煎りのブレンドコーヒー):500円、Coffee3番(本日の珈琲):550円など。
※ランチとのセットで100円引き
Cold Drink Menu(コールドドリンクメニュー)
本日のJuice:600円、季節のFresh Juice:700円、アイスコーヒー ※期間限定(6月~9月):600円など。
※ランチとのセットで100円引き
Sweets Menu(スイーツメニュー)
本日のスイーツ:400円、クリームブリュレ:400円
※ランチまたはドリンクとのセットで50円引き
和のLunch
・主菜(焼き魚又は煮魚)、小鉢2個、ご飯、汁物:1,200円
※5食限定(予約は前日まで)
洋のLunch
・生パスタ サラダ・スープ付き:900円
・まかないランチ:900円
※各5食限定
気になるランチは焼き魚や煮魚がメインの和のLunchと、生パスタやまかないランチを楽しめる洋のLunchがラインナップされている。和のLunchは前日までの予約が必須。洋のLunchも5食限定のため予約がおススメだ。
風情あるお盆や食器にも注目!古民家カフェで過ごす至福のランチタイムとは?
今回私がチョイスしたのはまかないランチ。本日の主役であるたらこの焼き飯が風情あるお盆に乗って登場だ。古民家カフェと焼き飯という組み合わせが面白い。なかなかボリュームもあるため、腹ペコで訪れても満足できそうだ。
具材は卵のほか、細かく切ったアスパラやちりめんじゃこ。焼き飯はほど良い塩加減で、時折顔を出すアスパラも良いアクセントになっている。私は町中華の昔ながらのチャーハンをこよなく愛しているが、古民家カフェで味わう焼き飯もいいものだ。そんなことを思いながら、目の前のまかないランチを口に運んでいると、お隣の常連さんの会話が聞こえてきた。
「ここはクリームブリュレがウマいんだよ」
「そうなの? じゃあ追加で頼もうか」
……マジか。正直スイーツを頼むか迷っていたところだ。古民家カフェで広がるクリームブリュレの輪。気づいたら私は、お隣の常連さんと同じものを頼んでいた。
ああ、濃厚。ああ、ウマい。カラメルの香ばしさと、その先にあるカスタードクリームの滑らかさ。クリームブリュレの甘い誘惑に、私は一瞬でメロメロだ。ランチとセットの場合、50円引きになるのも嬉しい。やはり道に迷ったときの恩師の声と、注文に迷ったときの常連さんの声は大切だ。
現在『久助』では、1階に限りカフェスペース以外の見学も可能となっている。ランチやカフェタイムの合間に、築96年を誇る古民家の空気に触れてみるのもおススメだ。
大人たちの短いお盆休みが終わり、学生たちの新学期も始まるこの季節。慌ただしい毎日が続く中、時には穏やかな空間でひと息つきたい。『久助』は、そんなときにふと訪れたい場所だ。
閑静な集落の中に建つ古民家カフェ。横手市郊外に吹く大正ロマンの風が、今日もレトロな廊下から見える緑の木々を揺らしている。
【店舗情報】
Cafe 久助
住所:秋田県横手市外目字下桜沢47
営業時間
通常:11時~17時
夏季(6月~8月):11時~15時30分、17時30分~20時30分 ※ただし土曜日は通常通り
電話番号:0182-23-7447
定休日:日曜、第1・第3月曜日