沖縄からMV22オスプレイがタイのコブラゴールド演習に参加
タイに到着したMV-22オスプレイ。(コブラゴールド演習公式YouTubeアカウントより)
2月11日からタイで始まる多国間合同軍事演習「コブラゴールド」に参加する為、沖縄の普天間基地からアメリカ海兵隊のMV-22オスプレイが自力飛行で移動、タイのコラート基地に到着しました。
沖縄からタイまで飛ぶ場合、フィリピンを中継すると全航程は約3500km、東シナ海からバシー海峡を通過し南シナ海を一気に横断して直接飛んだ場合は約3000kmあります。KC-130空中給油機が随伴しながら、ヘリコプターでは困難な自力飛行での長距離移動を問題無く行えるオスプレイは、沖縄県の普天間基地に配備されて以降、韓国のオサン基地、グアムのアンダーセン基地、フィリピンのアントニオ・バウティスタ基地(パラワン島)、タイのコラート基地に展開しました。その高い展開能力は強襲揚陸艦にヘリコプターを乗せて移動する従来の方法よりも格段に速く、沖縄の海兵隊ティルトローター飛行隊はアジア全域へその日の内に現れる事が可能となっています。
今回のコブラゴールド参加機は2月5日には第一陣がタイのナコーンラーチャシーマー県コラート空軍基地に到着しています。