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驚愕「入園してから知った」保育園の24時間ルールって?朝10時に発熱したら登園は最短でも明後日から

オオタ先生現役保育士 幼保英検1級

共働きの現役保育士です。

保育園には、多くの方が入園してから知ることになるであろう「24時間ルール」なる決まりごとが存在します。

今回は保育園の24時間ルールとは何か、実例を踏まえて説明していきます。

保育園の24時間ルールとは

保育園の24時間ルールとは、発熱した場合「解熱後24時間は登園できない」というルールです。

24時間ルールについては、利用中の保育園からお手紙などで通知されることが多いです。

一方、これは各保育園が決めたルールではなく、厚生労働省作成の「保育所における感染症ガイドライン」に基づく処置です。

登園を控えるのが望ましい場合

24 時間以内に 38度以上の熱が出た場合や、又は解熱剤を使用している場合。

引用:保育所における感染症ガイドライン/厚生労働省・こども家庭庁

このため、保育園からは「解熱から24時間経過した後から登園してください」などと依頼があります。

24時間ルールはこう運用されている

筆者の勤務園でも本日1人が発熱により欠席、1人が体調不良で欠席、1人が保育中の発熱によりお迎え要請を経て降園しました。

この3人の場合、24時間ルールに基づきどのように対応したかを紹介しましょう。

発熱で欠席したA君の場合

朝7時45分にお母さまからお電話あり。
「昨夜発熱しまして、今は解熱しているのですが念のため休ませます。」

このA君の場合は、今日解熱したからといって登園した場合は、保育士から「解熱から24時間経過していないのでお預かりできません。」と話があるはずです。
登園したのに帰宅することになります。

体調不良で欠席したB君の場合

朝8時にお母さまからお電話あり。
「鼻水と咳があるので今日は休ませます」

「保育所における感染症ガイドライン」においても、発熱と同様、体調不良の場合も登園を控えることが望ましいと定められています。

このため、鼻水と咳のみだったがお休みを決めたものと推察します。

ただ・・・このB君の場合、何度も発熱しているのに解熱剤を飲んで登園してきていた過去があります。
正確には解熱剤を使っているであろう疑いの域を出ない訳ですが、お話の上手なB君なので「B君、今日熱があるよ」とか「(妹の)さっちゃん、今日お熱」とか、逐一報告してくれるのです。

保育士は保護者が「鼻水と咳のみで熱はない」と報告して下さればそれを信じるしかないので、翌日登園してきたらB君は保育します。
保育しながらモヤっとはしますね。

保育中に発熱したCさんの場合

午睡明けの検温で38.3度を記録。
看護師もしくは保育士が緊急連絡先に電話をし、お迎えを要請します。

基本的に要請の電話から1時間以内を目安にお迎えに来るというルールになっている保育園が多いでしょう。

電話から50分後にお父様が来園。
24時間ルールに基づき、「帰宅後すぐ解熱しても明日は登園できません。明日朝解熱していれば、明後日から登園できます。」とお伝えして降園となりました。

まとめ

保育園の24時間ルールとは何か、実例を踏まえて説明してきました。

一度発熱してしまうと最短でも24時間登園できなくなってしまうため、発熱の予兆があった段階で早めに保育園を休ませる決断をするお家もあります。

子どもの健康を守るため、お友達への影響を防ぐためにも必要なルールですが、働く親にとっては悩ましいルールですね。

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現役保育士 幼保英検1級

共働きの現役保育士です。「うちの子保育園で何してる?」をテーマに保育園のリアルを伝えます。 幼保英語検定1級・TOEIC 875・ヤマハ指導グレード5級 自身も保育園児の母であった経験から、保護者の立場に立った情報提供を心がけています。 保育園・幼稚園生活が少しでも楽しいものになりますように。

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