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近年は温泉大浴場のあるビジネスホテルが増え、旅行でも選ぶ人が増えてきています。

ドーミーインの名はすでに知られていますが、その背後で、徐々に支持を拡大しているのが「スーパーホテル」。どのような違いがあるのでしょうか？

スーパーホテルの温泉大浴場はどんな感じ？

こちらは、あるスーパーホテルの温泉大浴場です。

通常最上階に設定され、露天風呂も備えることが多いドーミーインの温泉大浴場を知っていれば、「これだけ？」という声も出そうです。

しかし、ドーミーインは温泉大浴場が充実している分、部屋は原則シャワーだけ。各部屋の浴槽をなくした分、温泉大浴場に費用をつぎ込む形と言えるかもしれません。

一方のスーパーホテルは、温泉大浴場があっても、通常部屋にも浴槽があります。

スマホを見ながら、好みの入浴剤でゆっくりという使い方は、スーパーホテルにしかできません。また大浴場に移動する時間のない朝でも、部屋に浴槽があればサッと朝風呂も可能です。

ドーミーインは、自宅でもシャワーが中心という若い層や外国人の支持は厚いように思いますが、原則部屋に浴槽がない点はデメリットです。

また、スーパーホテルの浴槽は、狭い節水型の玉子型浴槽が多いアパホテルと異なり、特に横幅が十分とってあります。

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面積の効率化のため、洗面台が多少せり出しますが、実はこれは手すりの代わりになっています。また、洗面台下の浴槽のふちが広く、小物を置くスペースになり、実によく考えられています。

温泉大浴場も欲しいが、部屋でも風呂に入りたいという欲張りな希望に応えるのが、スーパーホテル流です。

※各ホテルとも、設備は施設（支店）により異なります。スーパーホテルでも、玉子型の浴槽を採用した支店を経験したことがあります。

机ならスーパーホテル

写真は、ドーミーインによくあるタイプの机。奥行きも幅もソコソコあり、使い勝手は悪くないです。

通常玄関や水回りのスペースとの間に扉があり、これを閉めたときの落ち着きは、想像以上です。

しかしスーパーホテル、最大の武器がこの「でかい机」！

とにかく広々としており、ノートパソコンと雑誌や資料を並べて置いたり、食事を広げたりと自由自在です。ソファも広くて快適。

通常テレビのモニター置き場となる、冷蔵庫の上のスペースをデスクとして活用するアイデアで、スーパーホテルにしかないと言える便利な机です。なお、テレビモニターは通常壁に固定されています。

観光の場合、デスクは関係ないと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、ちょっとした食事を広げる場合でも、向かいが壁の机とは、雰囲気がかなり違います。

※狭い机の部屋もありますが、差額はわずかで、プランによっては指定も可能です。各ホテルとも、設備は施設（支店）により異なります。

スーパーホテルの朝食はショボい？

スーパ―ホテルは、朝食が今ひとつという声を聞くことがあります。

確かに、土地の名物を含め多種多様で、フレンチトーストといったデザート代わりも備えることが多いドーミーインには、かなわない部分があります。

しかし、特に観光の場合、ランチも食べ歩きも、夕食も控えていることが多く、食べなければ「元を取れない」多彩なバイキングは負担に感じることがあります。

スーパーホテルの朝食は、品数は少ないですが、サラダの質が特に良く、パンもオーブンで焼き上げたもの（支店による）。卵焼きは肉入りでした。

右は郷土料理の「へしこのだし茶漬け」です。

パンの質はかなりよく、この支店ではチョコクロワッサンがあり、デザートを兼ねていました。マーガリンではなく、バターが用意されています。

ドーミーインの豪華なバイキングは、旅行の場合「この先に食べるもの」とのカロリー・糖質的な兼ね合いもありますし、出張の場合、１つ１つ盛り付けていると、出発時刻が気になります。スーパーホテルの絞ってある程度よいものを出すという考え方が、しっくりくる場合もあります。

※食事は支店により異なります。

スーパーホテルとは？

以上、スーパーホテルは、部屋でもお風呂に入りたい、机で作業や食事をする可能性がある、朝食はそれなりのレベルで量控えめがいい、という方にはおすすめです。

このほか、キーがない（レシートに印字の暗証番号をスマホ撮影）、チェックアウトがない（自由退出）、枕を選べる（先着順。デフォルトはやや硬め）、ウェルカムフリードリンク（お酒含む、支店による）などのメリットがあります。

ちなみに、ビジネスホテルの大浴場と言えばドーミーインが先駆者と思いがちですが、実はスーパーホテルの男女入れ替え式大浴場の方が歴史が古いようです。

お陰様で大ヒットとなった、アパホテルの記事はこちら。
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ご紹介したスーパーホテルは、福井県武生の支店です。
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