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第26回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 選手宣誓全文

中川路里香フリーランスライター
選手宣誓をする、日南学園、三輪夏恋主将

「第26回全国高等学校野女子野球選手権大会」が、にある「つかさグループいちじま球場(兵庫県丹波市」」と「春日ブルーベリースタジアム丹波(同市)」で開幕しました。今年は、初出場7校を含む、史上最多の48校と連合チームの計49チームが出場し、熱戦が繰り広げられます。

午前8時半につかさ球場で開会式が行われました。開会式には、新型コロナ禍感染拡大防止のため、同球場の第1試合で対戦する福知山成美高校と丹波連合チーム、第2試合で対戦する熊本国府高校、日南学園高校が参加しました。

開催地である丹波市、林時彦市長が「みなさんは、甲子園への第一歩を踏み出しました。頑張ってください」と選手たちを激励したあと、昨年度優勝校の神戸弘陵学園高校、正代絢子主将より優勝旗が返還されると、日南学園、三輪夏恋主将による選手宣誓が行われました。

優勝旗を返還する、神戸弘陵、正代絢子主将
優勝旗を返還する、神戸弘陵、正代絢子主将

「宣誓。今、世界中が新型コロナウイルスや戦争の影響で大変な中、この場所に集まった全国の仲間と共に、これまで私たちを支えて下さったすべての方々に感謝の言葉を贈ります。毎日の練習の中で厳しさと優しさを教えて下さった先生と、いつも支え励まし合ってきた仲間との絆が心にあります。お父さん、お母さん、私たちの雄姿を最後まで見守ってください。今日、ここで野球ができる喜びと感謝の思いを胸に、最後まで一投一打に思いを込め、全力でプレーすることを誓います。

令和4年7月22日 選手代表 宮崎県 日南学園女子硬式野球部主将 三輪夏恋(かれん)」

堂々と宣誓した、日南学園、三輪夏恋主将
堂々と宣誓した、日南学園、三輪夏恋主将

また 林丹波市長は挨拶の中で、高校女子の夏の聖地として長い間女子野球を支えてきた丹波市が、女子野球をシティープロモーションとして活用し、地域活性化をめざす自治体に対し連盟が認定する「女子野球タウン」に認定され21日に調印したこと、また、今年が野球伝来150周年での日本野球聖地・名所150選に選ばれたことなども報告しました。

大会は、昨年に続き、今年も準決勝(7月30日)までは、つかさ球場、ブルーベリー球場に分かれて実施され、決勝戦は甲子園球場で8月2日に行われます。今年、甲子園球場で優勝の歓喜に湧くチームはどこになるでしょうか。神戸弘陵学園高校が二連覇を果たすのか、センバツ優勝の福井工大福井高校が連覇するのか、はたまた新たなチームが優勝校として名を刻むのか。さあ、戦いの幕が切って落とされました。

(写真は全て筆者が撮影)

フリーランスライター

関西を拠点に活動しています。主に、関西に縁のあるアスリートや関西で起きたスポーツシーンをお伝えしていきます。

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