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ロシア海軍がカスピ海からシリアに巡航ミサイル攻撃を実施

JSF軍事/生き物ライター
ロシア国防省よりカスピ海から巡航ミサイル攻撃

10月7日、ロシア海軍カスピ小艦隊の4隻の艦艇からシリアに向けて26発の巡航ミサイル攻撃が実施されました。長距離艦対地巡航ミサイル「カリブル」が使用されたものと思われます。射程は1500km以上(最大2500kmに達する)で、能力的にはアメリカ軍のトマホーク巡航ミサイルに類似したものです。

  • ロシア国防省YouTube公式より
カスピ海
カスピ海

カスピ海から発射し、イラン領とイラク領の上空を通過してシリアに攻撃を加えています。イラン、イラクの了解を事前に取り付けた上で実施されたのでしょう。

攻撃を実施した4隻の艦艇は11661K警備艦「ダゲスタン」、21631小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチョグ」とされています。カスピ小艦隊のカリブル巡航ミサイル搭載艦の全てが投入されています。

軍事/生き物ライター

弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。

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