韓国の歴史的大雪2024「交通大混乱」「5人死亡」 #専門家のまとめ
現地メディアは「雪爆弾」「爆雪」などと報じた。2024年11月26日から29日にかけて、韓国の首都圏や江原道などが大雪に。黄海の海面の温度が上がっているところに、強い寒気が通り過ぎ、117年ぶりという大雪につながった。27日、28日の両日で5人が死亡。交通網が大混乱に陥り、学校の休校なども相次いだ。29日には降雪量は減少したものの、江原道でマイナス16度、ソウル首都圏でマイナス3度まで気温が下がるなど、厳しい気候が続いた。
ココがポイント
最大10センチも積もるなんて…「雪爆弾」 原因は「温かい海水」
エキスパートの補足・見解
交通の大混乱が相次いだ2日間だった。27日は早朝から大きな交通事故、交通規制によりソウル首都圏の通勤時間に電車に多くの人が殺到、航空便は計258便(国内線81便、国際線68便など)が欠航、462便(国内線149便、国際線139便など)が遅延し、計720便が定時運航できず。10時間以上遅延後に結局欠航となる便も発生した。28日はこれを受け学校の休校やリモート勤務への切り替えが相次いだ。それでも水原特例市でタイヤがスリップし動けなるなるバスが続出するなど、混乱は続いた。いっぽうで忠清北道の陰城では観測史上最多の40cm超の積雪を記録し、ビニールハウスや畜舎に大規模な被害が生じるなどした。2日韓で亡くなった5人の死因は、主に積雪による建築物の崩壊によるものだった。