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デザイン・クリエイティブセンター神戸に「夢のまち」が出現、その驚きの内容とは?【神戸市】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

皆さんは「ちびっこうべ」というイベントを知っていますか?お子さんがいる家庭ではもしかしたらご存知かも知れませんね。

2年に一度オープンするちびっこうべの「夢のまち」。それは社会の仕組み、仕事についてこども達が楽しく学ぶことができる体験型のプログラムです。

先日、その会場の様子をチラッと覗けたのですが、そこでは既に「夢のまち」の建物が仕上がりつつありました。

驚いたのは、その「夢のまち」の姿の本気度です。もうこれは遊びという枠を超えていますよ、足を踏み入れるとちょっとしたワープ感さえある小さなまちです。

それもそのはず、この「ちびっこうべ」はプロのクリエイターの皆さんが関わっているのです。その様子は後ほど説明しますね。まずは夢のまちがオープンする10月12日(土)〜14(月祝)に、どんな体験ができるのかをご紹介します。

当日、「夢のまち」へ初めて遊びにきたこども達は最初に、まちの市役所で市民登録をするところから始まります。何とも本格的ですね。

そこから、ハローワークでやりたい仕事を選びます。新聞社で新聞を作ったり、ラジオ局でニュースを読み上げたり、デザイン系から観光系、公務員などその仕事内容は30種類程もあります。

そういった「仕事場」で実際に仕事をすることで、こども達はお給料をもらうことができ、そのお金で夢のまちにある飲食店などで何かを買うことができるという仕組み。これは面白い!

ちびっこうべの中だけ使える「キート」と呼ばれる専用通貨は、仕事をしなければ手に入りません。ちなみに、お金がなくても楽しめるプログラムとして「こどもカレッジ」で学ぶこともできます。様々な分野の専門家によるワクワクする授業があるそうですよ。

また、「夢のまち」飲食店もあります。実は8月から10月にかけて、ちびっこうべのプログラムの中でシェフ、建築、デザインのチームに分かれてまちの飲食店を作る「ユメミセワークショップ」が進んでいました。

建築チームは建物を作り、デザインチームはロゴや看板などの広告物を作ります。シェフチームは各お店で料理を習い、実際にまちのオープンの日に作って提供します。

例えば豚まんの老祥記や、パティスリーモンプリュ、ケルンなどの有名店で修行してきたそうなんです。めちゃくちゃ本格的ですね。

シェフチームは10月の3日間、ここで実際に料理を担当し、建築、デザインチームは自分達が建てたお店で店員さんとして働きます。こども達だけでお店を運営するなんて凄い。

「ちびっこうべ」は、小学校3年生から中学校3年生を対象に行われ、入場無料(申込不要)で誰でも気軽に参加できるのですが、大切なポイントがあります。それは、保護者は入場できないということ。完全にこども達だけの世界なんです。

2012年から始まって、今回で6回目となるちびっこうべ。「こどもの創造性を育むという所を一番大切にしています」と語ってくれたのは、スタッフの三好さん。

プロの建築家やシェフ、デザイナーなどから実際に「作る」ということを通しながら、学びを深めていくというプログラムになっているそうです。

こども達だけの夢のまちが出現する3日間。これはもう、こどもにとって物凄いできごとですよね。実際にやってみることで未来に何をしたいかというイメージもわくのでは。私もこどもの頃に「夢のまち」に出会いたかったなぁ。

こども達がググッと成長できる大切な時間ですよ。夢のまちの入り口で「行ってらっしゃい」と、笑顔で送り出してあげてみてはいかがでしょうか。

ちびっこうべ2024(外部リンク)

日時

10月12日(土)・13日(日)・14日(月・祝) 

12:30~16:30 (途中入出場可)

場所

ギャラリーB , ギャラリーA , KIITOホール

参加

無料
※最終入場は15:00まで
※混雑状況により入場制限を行う場合があります。

対象

小学3年生~中学3年生

問合せ

chibikkobe@kiito.jp

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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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