【犬のしつけ】叱るって必要?叱ることのデメリット【犬の気持ち】
叩くなどの体罰は論外として今回は触れませんが、
『必要な時には叱らなきゃ、でしょ?』
とお考えではないでしょうか?
教育方針の問題なので叱ることに絶対反対ではありませんが、今回は叱ることのデメリットについてのお話しです。
①信頼関係が崩れる
「噛むなんてなんてこと!」
「うるさくしちゃいけません!」
「いけないことだって分からせないと!」
そんな思いから叱ることもあるかもしれません。
でも
いけないこと!
というのは人間の価値観で、犬猫さんからすればその認識はありません。
分からないけども叱られ続ければ
信頼関係が崩れる可能性
があります。
②習性に反する
例えばわんちゃんの場合、
『叱られるからやめておこう』よりも
『ほめられるからこれをしよう』
と考える方が圧倒的に得意です。
猫ちゃんも他者に合わせる習性は低めなので、叱ってわからせようとするのは困難だと思います。
いずれにせよ
習性にあった方法
とは言い難いです。
③伝えることが困難
叱って効果を得ようとすることは実はかなり困難です。
犬猫に人間のような善悪の区別はなく、
『これをすると得か損か』
で行動を選択しています。
損、の方に傾くには相当叱らないと損とは思わず、下手な叱り方は
『構ってもらえて得した』
になることも。
④無気力になる
叱って困ったことをしなくなれば人間は満足かも知れません。
でも犬猫さんとしてはやむを得ずその行動を取ることもあります。
にも関わらず叱られるという方法しか取られないと彼らとしては
『何をしても無駄だ』
と無気力になる可能性は充分あると考えられます。
⑤正解がわからない
叱ってやめたら、その後どうしますか?
人間はやめさせる、という目的が達成したので満足してそこでおしまい!になることが多いと思います。
でも彼らからすればその行動を封じられ
『じゃあどうしたら良かったの?』
と正解がわからないままになるのではないでしょうか?
叱らない方法が必ずある
デメリットを理解した上で
叱るかどうかはあなたが決めて下さい。
各ご家庭の考え方がありますから。
でも 私から見れば必ず叱らなくて済む方法があると思っています。