台風15号は巨大化。小笠原を直撃後、関東沖~北海道へ
約2年ぶりの巨大な台風へ発達中
台風15号は予想通り、大きな台風へ発達しています。
けさ3時の発表では、台風の大きさを決める風速15メートル以上の強風域が中心の北側500キロ、南側は950キロにも及び、その直径は1450キロで、本州付近がスッポリと入るような大きさとなっています。
強風域の直径が1000キロ以上で大型の台風、1600キロ以上で超大型の台風と定義されますので、台風15号は大型の台風ではあるものの、超大型の台風一歩手前の大きさだと言えます。
すでに強風域の大きさ1450キロは、2015年10月の超大型台風23号(1600キロ)以来、約2年ぶりの大きさとなっていますが、今後、もう少し強風域が広がれば約2年ぶりの超大型の台風ということになります。
ちなみに超大型の台風は1977年以降、平均すると1年に1個程度は発生していますが、過去10年では3個しか発生していません。(2015年23号、2011年6号、2007年14号)
関東沖~北海道方面へ北上か
台風15号は大きさもさることながら、勢力もジワジワと強めており、暴風域を持つ台風となっています。
今後強い台風へ発達し、小笠原付近で動きが遅くなるため、小笠原諸島はあさって金曜日頃(9月1日頃)にかけて、長い時間、大荒れの天気が続くでしょう。
その後は北寄りに進路を変え、日本の東から北海道方面へ北上する可能性が高くなっています。
西よりのコースを通れば関東~北海道にかけて大荒れとなりそうですが、仮に中心が離れて通ったとしても、とても大きな台風なので、関東以北では大きな影響を受けるかもしれません。
特に台風が最も接近する、あるいは上陸する恐れのある北海道では、今後の動きに厳重な警戒が必要です。