【福山市】田尻あんずが収穫間近!2週間しか出回らないメロンより甘い貴重な生あんずを味わってみよう
広島県福山市田尻町は「あんずの里」です。3月下旬には町中にピンク色のあんずの花が咲く美しい光景が見られます。
しかし、田尻のあんずの花を見たことはあっても実を食べたことはない、という人もいるのではないでしょうか。
それもそのはず、あんずの収穫ができるのは2週間ほど。しかも、傷みやすい果実は生での保存が難しいため、出荷できるのも1年のうちたった2週間ほどしかありません。
そんなあんずの収穫がもうすぐ始まります!
6月の第1週から第2週くらいがあんずの収穫期です。
5月24日、田尻町であんずを育てている「たかはし農園」にお邪魔しました。
海を見下ろす田尻町のあんず畑には、赤い色の新しい葉と緑色をした若い葉の美しいグラデーションが展開されていました。
梅の実に似たあんずの実が、じわじわと甘さを蓄えています。
「あんずにもいくつかの品種がありますが、生で食べておいしい品種が『幸福丸(こうふくまる)』です。意外に大きな実で、1つが40〜80gほどあります。糖度は、なんと18度にもなるんですよ」と、たかはし農園の髙橋直美(たかはし なおみ)さん。
糖度18度といえば、メロンやブルーベリーなどよりも高い値です。
樹の上でしっかりと熟してから収穫するので、甘くておいしいあんずになるのですね。
これからあんずの実は、オレンジ色に色づいていきます。
2024年は2023年よりも出荷量が少ないとのこと。
1年でたった2週間しか出回らない、貴重な生の田尻あんずをぜひ味わってみてください。
生のあんずは、次の店舗などに出荷予定です。