真夏日の次は雪 来週にかけて気温は急降下 30℃超えはもうない?
きのう6日は千葉県の茂原で34℃、東京都心でも31.3℃を観測。関東や九州・四国の各地で真夏日になったと思ったら、7日には北海道の稚内で初雪に。季節は一気に前へ進み始めています。
極端な気温差は台風の一人相撲
暑さも雪も、台風18号が原因です。
18号が南から引き連れてきた暑い空気の影響で、6日は気温が上昇。一方、台風は北上とともに、北からの冷たい空気を引きずりこみました。
この極端な気温差は、大気をダイナミックにかきまぜる力を持つ台風ならではの一人相撲と言えます。
今週末が衣替えのタイミング
北海道で雪を降らせた冷たい空気は、ぬるくなりながらも、南へじわりと浸透。真夏日をもたらした暑い空気はだんだん追い払われ、関東など東日本では、きょう7日には高温が落ち着きます。
さらに、今週末は各地で雨が降って、この雨をきっかけに、いちだんと気温は下がります。
来週は、各地でこの時期本来の気温か、もう少し冷えるくらいに。東京なら、昼間は20℃前後、朝は14℃前後です。
衣替えがまだなら、今週末がそのタイミングとなりそうです。
30℃超えはまだある?
沖縄など南国を除き、この先はさすがに30℃は超えにくくなります。一度、地表や地表付近の空気が冷えると、高温は簡単には出ません。
たとえば、東京の最も遅い30℃超えは、3年前に出た10月12日です。今年も可能性としてはまだあるわけですが、来週にかけて冷たい空気が浸透することを考えると、おそらくもうないでしょう。
一方で、最後の25℃超えは、平年で10月18日頃です。暑いのが苦手なかたは、秋でも着られる半袖を少し残しておいてもいいかもしれませんね。