子供が大人になるということ:思春期青年期の子にとっての良い親とは。
■大人とは何か
子供は天からの授かり物ではく、預かり物です。しっかり育て、そして自立させ社会にお返しするのが、親の役割です。心理学が考える「大人」とは、自分のことは自分で決めて、決めたことに責任が持てる人です。そして、愛する力を持っていることです。
■やけ、むき、いじけを越えて
自分のことは自分で決めると言っても、やけを起こして自暴自棄になっているのでは困ります。自分のことは自分で決めると言っても、むきになって大人の言うことに逆らい、柔軟性を失っているのでは困ります。自分のことは自分で決めると言っても、「どうせボクなんか」といじけて、「ほっといてくれ!」と引きこもっているのでは困ります。
自分のことを自分で決めるためには、心の冷静さが必要です。「勝手にしなさい!」と怒られて、ぷいっと出て行くのとは違います。冷静さを失っていると、人は自分が何をしたいのかさえわからなくなっています。
やけ、むき、いじけた心を解決して、本当に自分のやりたいことを見つけるのが、大人です。
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