ソトが25歳で通算200本塁打に到達し、同時にヤンキースでは63年ぶりの「40本塁打デュオ」を結成
9月17日、ホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)は、シーズン40本目のホームランを打ち、通算200本塁打に到達した。
ソトは、来月下旬に26歳の誕生日を迎える(そして、今オフのFA市場に出る)。26歳未満で200本塁打以上は、史上8人目。これまでの7人は、いずれも、通算500本塁打以上を記録している。
26歳になるまでの本数と通算の本数は、前者が多い順に、ジミー・フォックスが222本/534本、エディ・マシューズが222本/512本、アレックス・ロドリゲスが216本/696本、メル・オットが211本/511本、ミッキー・マントルが207本/536本、アルバート・プーホルスが201本/703本、フランク・ロビンソンは200本/586本だ。
また、ソトは、このホームランにより、53本塁打のチームメイト、アーロン・ジャッジと「40本塁打デュオ」を結成した。
1シーズンに同じチームの2人以上が40本塁打以上は、「40本塁打トリオ」が4組、「40本塁打デュオ」はジャッジとソトが延べ29組目だ。昨シーズンのアトランタ・ブレーブスでは、マット・オルソン、ロナルド・アクーニャJr.、マーセル・オズーナが、それぞれ、54本、41本、40本のホームランを打ち、史上4組目の「40本塁打トリオ」となった。
ヤンキースの「40本塁打トリオ」は皆無。「40本塁打デュオ」は、1927年に60本塁打と47本塁打のベーブ・ルースとルー・ゲーリッグ、1930年に49本塁打と41本塁打のルースとゲーリッグ、1931年に46本塁打ずつのルースとゲーリッグ、1961年に61本塁打と54本塁打のロジャー・マリスとマントルに続き、今シーズンのジャッジとソトが延べ5組目だ。M&Mボーイズ以来、63年ぶりということになる。
ちなみに、今シーズンのヤンキースは、「40本塁打トリオ」にはならないだろう。ジャッジとソトに次いでホームランが多いのは、25本のジャンカルロ・スタントンだ。
一方、「40本塁打デュオ」は、他のチームでも、結成されるかもしれない。ボルティモア・オリオールズのアンソニー・サンタンデアとガナー・ヘンダーソンは、それぞれ、41本と37本のホームランを打っている。
9月17日を終え、シーズン20本塁打以上の選手は、以下のとおり。
なお、オリオールズの「40本塁打デュオ」は、まだ0組だ。1996年は、ブレイディ・アンダーソンが50本、ラファエル・パルメイロは39本。2016年は、3人が35本を超えたが、マーク・トランボが47本、クリス・デービスとマニー・マチャド(現サンディエゴ・パドレス)は38本と37本だった。