【名古屋市昭和区】ひと足先に満開の桜が見られる!山門としだれ桜が共演する「香積院」
名古屋が、最も美しい風景を見せてくれる春。
これまで4年ほど暮らすなかで、名古屋には素晴らしい桜名所がたくさんあることを知り、毎年見たことのない桜の風景を求めて、市内を巡っています。
今回は、そんな名古屋の桜名所の中で、いち早く満開を迎える昭和区「香積院(こうじゃくいん)」をご紹介します。
「香積院」は、貞享4年(1687)に久屋町の豪商、味岡次郎九郎が一人娘の菩提を弔うために建立しました。当初の寺号は多聞寺といい、なんと"源頼朝が建立した多聞寺の山門"が移築されています。
3月下旬、名古屋の平均的な開花の一週間前ほど前に、地下鉄鶴舞線・いりなか駅から10分ほど歩けば、山門の先に見事な「しだれ桜」が顔を覗かせます。香積院を象徴する桜の風景です。
桜の樹齢はおよそ120年。枝ぶりも良く、元気いっぱいに咲き誇ります。この日は青空とのコントラストが清々しく、暖かな気温とともに、美しい桜鑑賞を楽しむことができました。
名古屋の桜は、まず香積院から、という方も多く、平日でありながら桜を見に来られているお客さんもちらほら。みなさん思い思いに桜を眺めたり、写真撮影をされていらっしゃいました。
一本の桜でありながら大変見応えがあり、角度が違えば趣も変わります。
本堂の前に佇む迫力のある桜や、山門に寄りかかるような桜など、どこから眺めても美しい風景に見惚れました。
その中で小さな発見だったのが、山門の窓から覗く桜の花。望遠レンズで撮影しましたが、格子や桜が良い感じでボケてくれ、個人的に気に入った一枚です。
愛知県の今年の開花予想は平年並み。3月下旬から2〜3週間は、名古屋が最も絶景を見せてくれるシーズンです。ぜひ「香積院」から桜の風景を巡ってみてください。
<香積院>
住所:愛知県名古屋市昭和区川名山町115
電話番号:052-832-2038
料金:拝観無料
アクセス:地下鉄鶴舞線・いりなか駅から徒歩10分弱。駐車場あり
桜の見頃:3月下旬