本塁打王の「鍵」は固め打ち!? ゲレーロJr.の1試合3本に続き、ペレスは今年2度目の1試合2本
ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)は、4月13日の試合で3本のホームランを打った。サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)は、4月12日と19日に1試合2本塁打を記録している。今シーズンの1試合3本は、ここまでゲレーロJr.だけ。1試合に2本塁打以上の「マルチ・ホームラン・ゲーム」が2度以上は、ペレスしかいない。
昨シーズン、彼らはともに48本のホームランを打ち、ア・リーグの本塁打王を分け合った。45本以上は、他に2人。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が46本、マーカス・シミエン(当時ブルージェイズ/現テキサス・レンジャーズ)は45本を記録した。ナ・リーグでは誰も45本に届かず、42本のフェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)がタイトルを手にした。両リーグでプレーし、計45本以上はいなかった。
ゲレーロJr.とペレスは、それぞれ42試合でホームランを打った。大谷は43試合、シミエンは41試合だ。一方、マルチ・ホームラン・ゲームは、ゲレーロJr.が5度(そのうちの1度は1試合3本)、ペレスが6度、大谷が3度、シミエンは4度だ。
今シーズンは、まだ10分の1も終わっておらず、昨シーズンと同じように彼らがホームランを量産するかどうかもわからない――シミエンはシーズン1本目が出ていない――が、どういう顔ぶれであれ、僅差の争いになった場合、最も多くの試合でホームランを打ちながら本塁打王を逃す選手が、再び出てくるかもしれない。
4月19日を終え、ア・リーグの本塁打ランキングは、5本のゲレーロJr.と4本のペレスがトップ2に位置している。3本の大谷は3位タイだ。なお、ナ・リーグのトップ2は、6本のC.J.クロン(コロラド・ロッキーズ)と5本のオジー・オールビース(アトランタ・ブレーブス)。4本の鈴木誠也(シカゴ・カブス)は3位タイだ。