東急世田谷線の若林駅近く、環七通りにやってきました。横断歩道に信号機がありよく見る交差点なのかと思えば、目の前には線路が通っています。

信号には「若林踏切」という名前。実はここ、踏切になっています。

踏切といっても遮断機はなく、車も歩行者も信号に従って線路を渡ります。

歩道には踏切注意の道路標識が。踏切方向には目の前に横断歩道も遮断機も無く、歩行者用信号機が向こう側にあるだけです。ふらっと歩いていってしまうのを防ぐためか、しっかり注意喚起がされています。

この線路は東急世田谷線。路面電車ながらほぼ全線を専用の線路を走っていきますが、この環七を渡る部分だけ、路面電車らしい道路の上を走る光景が見られます。

道路側の信号が赤になって、世田谷線は目の前を横切っていきます。環七は道幅が広く2両編成の世田谷線は全部が道路の上を走る瞬間があるので、路面電車の雰囲気をほんの一瞬味わうことができます。

一般的な踏切は、遮断機で渡る人や車を止めて電車の通過を優先させます。しかし、この若林踏切は信号に従って人や車が渡っていくので、場合によっては電車が信号待ちする光景が見られます。面白いですね。

もし訪れる際は、周辺の交通を気にかけていただければと思います。

ちょっと珍しい信号で渡る踏切「若林踏切」のご紹介でした！