【泉南市】大阪府公立高校入試直前! 頭の地蔵さん「畦の谷地蔵」へ すべての受験生にエールを!
いよいよ3月9日(水)に大阪府公立高等学校入学者選抜試験がおこなわれます。日頃の努力の成果を存分に発揮してほしいと願う親御さんも多いのではないでしょうか。今日はそんな親御さんとすべての受験生へ、泉南市新家にある頭の地蔵さんで知られる「畦の谷地蔵」(あぜのたにじぞう)をご紹介します。
JR阪和線 「新家駅」より徒歩約40分(もしくは市コミュニティバス新家方面回り「新家公民館」バス停より「新家宮」下車徒歩20分)
新家地区の山中にある「畦の谷地蔵」は学業成就、頭痛が楽になる「頭の地蔵さん」として親しまれています。
和歌山県根来寺(ねごろでら)の僧が人々の病気平癒を願い、「地蔵尊」を刻み込んだと伝えられています。生い茂る木々の間の岩肌が常に湿っていることから「汗の谷」と言われ、それがいつしか「畦の谷」(あぜのたに)と呼ばれるようになったそう。中世から近世にかけて新家を取り巻く泉南市一帯は大水、旱魃、戦さが繰り返しあり、それらに伴う病の流行は人々の生活を本当に苦しめたものであったとおもわれます。その苦しみが少しでも軽くなるようにと刻み込まれた「地蔵尊」にはとても大きな願いが込められていたのでしょうね。
(泉南市HP参照)
我が家の次男も中3受験生。頭にご利益があると聞き、先日代参りしてきました。
JR新家駅から徒歩40分と聞いて、え?そんなに歩くの!?と尻込みしていましたが、この日は快晴。健康のために歩いて行くことにしました。
JR阪和線 新家駅東口を出て和泉砂川方面へ。
約130mほど歩くと、新家川橋交差点が見えてきます。
信号を左折し新家川沿いをひたすらまっすぐ進みます。
のどかな風景が心地いい!
新家川沿いをのんびりお散歩です。
畑の野菜や花、山の稜線を眺めながら目的地に想いを馳せます。
新家の守り神「種河神社」が見えてきました。桜の名所としても知られています。春には100本もの桜が咲くそうです。お花見のころに出かけてみるのもいいですね!
ここから道が二手に分かれます。左へ進みます。
分かれ道に立ち、ふと考えたのですが、みなさんは人生の岐路に立たされた時、何を想い、進むべき道を選択されますか?これはあくまでわたし個人の意見ですが、岐路に立った時にはもうすでに進む道は決まっているのではないかと思うんです。進むべき道に引き寄せられていくのではないかと。
なので、いつもどちらの道に進むのか楽しみで仕方がありません。
進んだ道がきっと自分にとってふさわしい道。そんな風に思えたらどんな試練も耐えられるような気がしています。
そのための日々の行動は大切ですけどね。おっと、話が脱線してしまいました。
光が神々しい!
右手に「畦の谷地蔵尊」の立て看板を発見しました。
ここから「畦の谷地蔵」まで一本道です。
生い茂る木々の中をひたすらまっすぐ進みます。思い起こせば受験期間中は本当にいろいろなことがありました。息子と言い合いになった日のことを思い出し、すこしウルっときたり。
親も大変なんです。受験生を支えてきた親御さん、本当にお疲れさまでした。
境内に百度石がありました。切実な願いを叶えるためにおこなわれることが多い「お百度参り」。人のためを想っての願い事は叶いやすいと言われているそうです。
お堂に到着しました。古い建物ですがとてもきれいに管理されていて、地元の方に大切に守られてきたことが伝わります。この建物は昔の新家小学校の校舎の一部を移築したものだとか。
どことなく懐かしい校舎の雰囲気が漂っていますね。
中に入ると右手に本堂へ上がる階段があります。
堂内には色鮮やかな提灯がつるされていました。
こじんまりとしていますが、どこか温かくおばあちゃんちのような雰囲気。住職におうかがいしたところ畳以外は土足で良いそうです。
椅子もあるので、窓枠に切り取られた景色をながめながら座って物思いにふけるのも良いですね。ご祈祷、提灯奉納を希望される方は宗福寺(072-484-3382)へお問い合わせください。
今回は次男の合格祈願のために参拝しましたが、おごそかでつつしみ深い雰囲気に包まれ、帰るころにはすべての子供たちにがんばって欲しい!と熱い想いが込みあげていました。頭痛平癒に参拝される方も多いようですのでお疲れが出ている親御さんも受験後訪れてみては?
受験生のみなさん、いつもどおりの自分でいられるように前日は早めに休みましょうね。
【基本情報】
スポット名:畦の谷地蔵(あぜのたにじぞう)
住所:〒590-0503 泉南市新家4754
駐車場:なし
アクセス:JR阪和線「新家駅」下車、徒歩40分もしくは、市コミュニティバス新家方面回り「新家公民館」バス停より「新家宮」下車、徒歩20分
取材協力 宗福寺様