【富田林市】富田林市の地図を見て、ほぼ中心にある物はいったいなに?その正体をここでご紹介します。
仕事の合間に、富田林市の地図を眺めていた時のこと、ふと「地形的に、富田林の中心はどのあたりだろう」と、頭に浮かびました。
こちらが富田林市の地図ですが、これを見ながらどのあたりが中心なのか、さっそく十字の線を引いてみました。
なお、先に言い訳しますが、これは本格的な測量をしたり、地図を細かく測ったりしたわけではなく、あくまでイメージとしての中心(ほぼ中心)を探しました。
また中心が個人の家とか田畑にならないように、あるスポットに合わせてみたところ、興味深い結果が出ました。
するとこうなりました。ほぼ中心は富田林駅でも、寺内町でも、PLの塔でもありません。近鉄・川西駅近くで石川のあたりですね。
川西駅のあたりは、一瞬市の南側に感じますが、地図で見る限り龍泉や嬉、甘南備(かんなび)といった地域が南側に張り出しており、河内長野の観心寺のすぐ近くまであるのでこうなります。
拡大しましょう。ちょうど石川にかかる橋が富田林市のほぼ中心のようです。
それはこちらの川西大橋です。国道309号線に架かる橋ですね。
それからこちら南河内サイクルライン(大阪府道802号八尾河内長野自転車道線)の橋でもあります。
ということで以前、実際に何回か川西大橋を渡った時に、そのつど撮影していった写真があるので、それを紹介しながら橋の概要を見て行きましょう。
近鉄川西駅です。この駅で降りるときといえば、西側にあるすばるホールに用事があるときによく利用しますね。でも今回はすばるホールのある西側とは逆方向を歩きます。
川西駅の東には、以前にご紹介したラーメンの貴涼楓さんとか、魚よしさん、あとチリンサンもありますね。
川西大橋を渡りました。これは橋の上から南側上流方向を見ている場面です。あらためてみると、石川本流が小さなダムのように水がせき止められていて、橋の下に来る水量が少なくなっています。
ここで川西大橋の歴史のお話を。この橋は、1986(昭和62)年に誕生しました。当初は2車線の橋として開通し、現在の下流側、つまり画像ではない側の橋だけが誕生したそうです。
橋の目的は川西大橋のすぐ北側、川西駅前から続いている道に架かる昭和橋のバイパスとしての役目があったとか。つまり、昭和橋だけでは東西の交通量が賄えなくなり、新たに橋を架けたということです。
こちらの写真は下流にある昭和橋から川西大橋を見ています。昭和橋と比べて川西大橋の交通量が多いのがわかります。
川西大橋の北側が先行開通してから、南側の橋脚が用意されていたそうで、しばらくは北側の2車線だけの橋でした。
しかし21世紀に交通量の増加で慢性渋滞になったことから、2007(平成19)年から南側の工事も開始され、4年後の2011(平成23)年3月に全線開通(片道2車線)しました。
そのような理由から、橋の地図では真ん中に隙間が開いているようになっているわけですね。
さて、橋の東側に近づいたところです。どうやら石川の中に中州があるような感じですね。ちなみに川西大橋の橋の長さは184.5メートルで、橋の幅員は4車線で21メートルだそうです。
川西大橋を渡った先、西板持町に入ると、スーパーセンタートライアルをはじめとするショッピングエリアがありますから、もし石川より西側に住んでいたら車で無意識に川西大橋を渡っている機会が多そうですね。
ということで、富田林市の地形上のほぼ中心にあった川西大橋を取り上げてみました。
私のように徒歩で移動するものとしては交通量が多く、川西駅から少し南側にある橋なので、ついつい隣の昭和橋を使う機会が多いのです。でも改めて川西大橋が富田林市の中心近くにあると確認したので、もう一度しっかりと歩いてみようという気持ちになりました。
川西大橋
住所:大阪府富田林市錦織東1(西詰)、西板持町(東詰)
アクセス:近鉄川西駅から徒歩9分