2021年6月オープン！スタイリッシュな空間でちょっぴり贅沢なランチが楽しめる『和みどころ 鈴』とは？

気温マシマシ、肉もマシマシ。

今、秋田が暑い。とんでもなく暑い。先日私が住む大仙市でも観測史上最高気温となる37.3度を記録した。暑さで有名なあの北関東をも凌ぐ猛暑に、私の食欲も急降下。もっぱらソーメンばかり食べている。

……って、いやいや、これではいけない。男たるもの、暑い夏こそガッツリ食べてスタミナをつけねば。そんなほとばしる熱い想いと、熱すぎるハンドル。私は火傷しそうなほど熱くなった車のハンドルを握りしめながら、大曲にある噂の店へと向かった。

今回私が炎の男気ランチに選んだのは大仙市大花町にある『和みどころ 鈴』である。2021年オープンのニューフェイスなこちらの店では、夜はお酒と創作料理、昼はボリューミーでちょっぴり贅沢なランチを楽しむことができる。

鮮やかな暖簾をくぐりドアを開けると、爽やかで優しい雰囲気の男性店主が迎えてくれた。スリッパに履き替えるタイプの店内はスタイリッシュで、往年の吉田栄作さん並みの清潔感。真ん中に鎮座する観葉植物も居心地が良さそうだ。それにしても腹減ったぜ。テーブル席に腰をおろした私は、さっそく気になるメニューに手を伸ばした。

MENU（メニュー）

夢のダブル丼定食（小鉢3種、サラダ、味噌汁付）：1,650円

盛りすぎミートくん（小鉢、サラダ、味噌汁付）：1,210円/ハーフサイズ990円

ミート贅沢丼（小鉢、サラダ、味噌汁付）：1,485円

鈴の海鮮丼：（小鉢3種、サラダ、味噌汁付）：1,650円

鈴のよくばり定食：1,210円

鈴のよくばり御膳（刺身、天ぷら、小鉢3種）：1,210円

わんぱくポークちゃん（小鉢・サラダ・味噌汁付）：1,100円

生姜焼き定食（小鉢・サラダ・味噌汁付）：1,100円

麻婆豆腐定食（小鉢・サラダ・味噌汁付）：1,100円

肉と魚の二刀流。それが『和みどころ 鈴』のランチスタイルだ。ゆるキャラみたいな名前だが、ガチ盛りの肉が魅力の盛りすぎミートくんやわんぱくポークちゃん。フレッシュな魚をガッツリ楽しめる鈴の海鮮丼。肉と魚を両方味わえる夢のダブル丼定食なんていうハードコアな一品も気になる。

ちなみに今日の私はガッツリ肉モード。海鮮も食べたいところだが、今回はお肉に全集中といこう。噂の盛りすぎミートくんでファイナルアンサーだ。

激暑の大曲に吹いた肉の嵐！『和みどころ 鈴』の盛りすぎミートくんとは？

……コレだ。今日のオレはコレを食いたかったのだ。数えきれないほどのローストビーフが、白飯の上に鎮座した盛りすぎミートくんが登場。まずは丼ぶりから一枚肉を拾い上げる。するとその下からまた肉がセイハロー。肉が肉を呼ぶ肉の祭典の始まりだ。

しっとり柔らかなお肉の群れ。そして彼らをアシストする玉ねぎベースのさっぱり和風ソース。ルックスは漢らしさ全開だが、肉と白飯の間に刻んだ人参やカイワレなどが潜んでいるため、意外にさっぱりと食べられる。ガッツリ派の男性はもちろん、女性にもおススメだ。

矢継ぎ早にローストビーフを口へ運び、その勢いで白飯をかき込む。アラフォー独身男の幸せとは何か。それは娘と手を繋いで冷たいプールに入る瞬間ではなく、大量の肉が乗ったつゆだくの白飯をかき込んでいる瞬間だ。お肉マシマシ、食欲もマシマシ。盛りすぎミートくんをたいらげた後は、涼しげな琉球グラスに注がれた水をグイっと飲み干し、ごちそうさま。

「ここ気になってたんだよね」

後ろのテーブルから、女性のそんな声が聞こえてきた。南国を思わせる爽やかな店内と、その空間を彩るBGMは女性シンガーの洋楽。パワフルなランチが魅力の『和みどころ 鈴』だが、まるでカフェのような居心地の良さも手伝って、女性のファンも多い印象だ。

そんな大曲の人気店で出会ったお肉マシマシのローストビーフ丼。ちょっぴり贅沢な気分に浸りつつ、履き心地の良いスリッパから自分の靴に履き替える私である。