【京都市右京区】渡月橋を美しい角度で一望できるミュージアムカフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」
渡月橋を最も美しく一望できるカフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」
渡月橋から川沿いを歩いて約2分。昨日の記事でご紹介した福田美術館の館内には、ミュージアムカフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」があります。
来館者のみが利用できるのですが、最大の魅力は、180度の広い眺望で渡月橋・大堰川・嵐山を楽しめる点。
美術館の廊下の外壁ガラスとは違い、網代模様がプリントされていないので、まるで絵画のような、うっとりする景色を堪能できます。
カフェの目の前には大きな水盤があるので、時に小鳥が水浴びにやってきて、風がやめば水盤は水鏡のように空を映し出します。
店舗内は4人掛けのテーブルが7卓と、1人掛け用の席が4席あります。まずは席を確保してから、注文を。
季節の福パフェや展示作品に関連したサラダも
メニューは軽食・スイーツ・ドリンクとありますが、今回はトップに「福」文字があしらわれた季節の福パフェ(1,000円)を。
現在は「さつまいもと紅茶」がテーマとなっており、美味しそうなクリームやペースト、ブリオッシュなどが重なっているので、どんなお味かワクワク。
「福文字を崩すのがもったいないな」と思いながら紅茶クリームを食べ進めると、ヒヤッと冷たいものが。下に紅茶アイスが隠れていました。
さらに食べ進めると、さつまいもペーストは濃厚な甘みで美味。でもクリームやペーストで少し甘さに飽きてきたころに、フレッシュりんごが爽やかさをもたらしてくれ、後半のブリオッシュや大学いもが食べ応えをもたらしてくれます。
最後はさっぱりとした紅茶ゼリーがあらわれ、美味しく完食できました。
他のメニューと異なり、福パフェのみ13時からの提供となります。
その他、伊藤若冲「蕪に双鶏図」という展示作品に関連して、メニューには「かぶのシーザーサラダ」もあります。
ミュージアムショップでしか手に入らないオリジナルグッズも要チェック
美術館に立ち寄ったときのもう一つの楽しみといえば、ミュージアムショップ。洗練されたグッズやオリジナルコラボ商品もあるので、立ち寄らずにはいられません。
まず気になったのは「井筒八ッ橋本舗」とのコラボ商品。
八ツ橋に、企画展で展示されている伊藤若冲「群鶏図押絵貼屏風」の鶏たちが躍動感そのままに描かれています。濃淡までしっかりと再現されている点にこだわりを感じます。
こちらはインターナショナルチョコレートアワードで3年連続受賞している、ビーン・トゥー・バーで有名な「COCO京都」とのコラボ商品。
ダブルチョコレートでコーティングされた大麦スティックで、様々な日本画が印刷された箱も美しいです。
撮影OK!企画展「京のファンタジスタ 〜若冲と同世代の画家たち」
福田美術館では、現在、同じく嵐山にある嵯峨嵐山文華館との共同企画展「京のファンタジスタ 〜若冲と同世代の画家たち」が開催されています(2021年10月10日まで)。
嵯峨嵐山文華館へは、福田美術館から歩いて約3分ほど。少しお得になる2館共通券もあるので、ぜひ両館で作品鑑賞を楽しんでみてください。
ミュージアムカフェ&ショップで余韻に浸ろう
取材日はあいにくの曇り空でしたが、雲の流れが早く、刻一刻と変化する風景を堪能しながら、作品鑑賞の余韻をミュージアムカフェで味わうことができました。
(撮影協力:福田美術館)
ミュージアム情報
ミュージアム名:福田美術館
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
電話番号:075-863-0606
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:火曜日・年末年始・展示替期間
入館料:一般1,300円、高校生700円、小中学生400円
福田美術館の公式ホームページ
福田美術館のInstagram