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【京都市】新緑が美しい鞍馬寺へ!参拝だけではなく、森林浴や史跡巡り、文学散歩など楽しみ方はいろいろ

Mamiトラベルフォトライター/世界遺産めぐり(京都市)

GW中、国内外からの観光客でいつも以上に賑わっている京都市内。人混みから逃れようと、中心部から少し離れた鞍馬を訪れてみました。

京都駅から約1時間で鞍馬駅に到着

鞍馬駅前に鎮座する大天狗
鞍馬駅前に鎮座する大天狗

京都市の北部に位置する鞍馬。叡山電車や京都バスなどの公共交通機関を利用すると、京都駅から約1時間で鞍馬駅に到着します。

新緑が美しい鞍馬寺へ

仁王門(山門)

古くから信仰の対象だった鞍馬山の中腹に位置する「鞍馬寺」。

長い階段の先に立派な「仁王門(山門)」があらわれます。愛山費(500円)を支払い、いざ参拝へ。

本殿金堂までは2コース用意されているので、体力に合わせて参拝しやすい

九十九折山道にある「由岐神社」。「大杉さん」の愛称で親しまれている御神木が見守っています。
九十九折山道にある「由岐神社」。「大杉さん」の愛称で親しまれている御神木が見守っています。

「本殿金堂」までは2コース用意されています。
境内にあるケーブルカーで一気に本殿金堂の近くまで上がることもできますが、今回は30分ほどかけて「九十九折参道」をゆっくり登り、森林浴も楽しむことに。
九十九折参道には、鞍馬の火祭で知られている「由岐神社」や「義経公供養塔」などの見どころも多数点在しています。

1200年以上の歴史が息づき、『源氏物語』や『枕草子』などの古典に登場したり、牛若丸ゆかりの史跡が残されていたりと、多くの文化財と伝説が残されている地ですが、豊かな自然も見どころの一つ。
標高が上がるにつれて、どんどんと美しい風景が広がります。

当日は時折小雨が降るあいにくのお天気でしたが、それがかえって木々を潤し、瑞々しい姿に。
「巽の弁財天社」まで登ってきた頃には息が上がっていましたが、眩いほどの新緑の美しさに疲れも吹き飛びます。

京都屈指のパワースポットといわれている本殿金堂前の金剛床

自然のエネルギーをたっぷり浴びながら「本殿金堂」に遂に到着。
こちらに祀られている尊天は、千手観世音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊が三身一体となった鞍馬寺の御本尊です。

そして本殿金堂前の「金剛床」は、宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模しているとのこと。
金剛床の中心に立ち、みんな思い思いに祈りを捧げたり、記念撮影をしたりされていました。

狛犬ではなく「阿吽の虎」が鎮座
狛犬ではなく「阿吽の虎」が鎮座

健脚な方なら、この後「奥の院参道」へとさらに進み、牛若丸ゆかりの史跡を辿りながら、貴船神社へと進まれてみてはいかがでしょうか。
ただし山道を約1時間歩くことになりますので、天候や日没時間にはご注意ください。

鞍馬駅前でランチや和菓子も楽しもう

和み家 心天狗の「小天狗定食」(1200円)。ぶっかけ蕎麦、選べるおにぎり、副菜、プチスイーツが楽しめる。
和み家 心天狗の「小天狗定食」(1200円)。ぶっかけ蕎麦、選べるおにぎり、副菜、プチスイーツが楽しめる。

鞍馬寺を中心に門前町が形成され、鞍馬駅前には100年近く続くお店も立ち並んでいます。

多聞堂の「牛若餅とお薄のセット」(630円)。テイクアウトだけでなく、ドリンクとのセットを頼むことでイートインも可能。
多聞堂の「牛若餅とお薄のセット」(630円)。テイクアウトだけでなく、ドリンクとのセットを頼むことでイートインも可能。

そのため、店舗数が決して多いわけではありませんが、昼食や参拝後の小休憩もしやすいです。

煌めく新緑の季節

梅雨入りまでの束の間の過ごしやすい季節。参拝はもちろんのこと、新緑や歴史探訪、文学散歩も楽しみに、鞍馬寺へ足を伸ばされてみてはいかがでしょうか。

鞍馬寺
京都市左京区鞍馬本町1074番地

トラベルフォトライター/世界遺産めぐり(京都市)

旅ブログ「それは、世界遺産がきっかけだった。」にて、旅のお役立ち情報を発信中。世界遺産巡りを中心に気ままに世界を旅し、気に入った異国の街で、暮らすように旅することも。これまでの旅の経験を生かして、国内、特に京都の魅力をお届けしていきます。京都で暮らしはじめてから、着物や日本茶にも目覚めました。

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