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源泉かけ流し&絶景!「にごり湯が美しい温泉」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

温泉が恋しい季節である。せっかく遠出をするなら「特別な温泉」に入りたい、という人も多いだろう。

そんな人におすすめしたいのが「にごり湯が美しい温泉」だ。温泉はそれぞれが個性をもつ。白や緑、茶、青、赤などさまざまな色の温泉があり、温泉情緒を演出する効果がある。見た目も美しい個性的な源泉につかると「ああ、はるばる温泉にやってきたなあ」と満たされた気持ちになるだろう。

そこで、今回はにごり湯が楽しめる温泉を5カ所紹介したい。源泉かけ流しで、鮮度の高い湯ばかりである。

燕温泉(新潟県)

燕温泉は標高1100m、妙高高原温泉郷の中で最も高所に位置する温泉地。乳白色に美しく濁った湯が人気を集める。温泉街の近くの山中に位置する「黄金の湯」「河原の湯」は無料で入浴できる混浴の野天風呂。いずれも野趣あふれるロケーションで、紅葉の時期はまわりの木々が赤や黄色に染まる。黄金の湯は、秋になると周囲一面、黄金色の葉が舞い落ちることから名づけられた。乳白色の湯とのコントラストが美しい。

熊の湯温泉・熊の湯ホテル(長野県)

標高1700m、志賀高原にある「熊の湯ホテル」は、黄緑色のにごり湯が名物。硫黄の香りを放つ硫黄泉がかけ流しにされている。緑色のにごり湯は他にもあるが、「入浴剤を入れたのでは?」と疑いたくなるほど、美しいエメラルドグリーン色をしている。岩手県の国見温泉に匹敵するエメラルドグリーンのにごり湯である。

白骨温泉・泡の湯(長野県)

乳白色のにごり湯といえば、白骨温泉を抜きには語れない。同温泉を代表する旅館「泡の湯」は巨大な混浴露天風呂が名物で、約37度の源泉がかけ流し。少しぬるめだが、その分ゆっくり入浴できる泉温である。四季折々の風景も美しい開放感に富んだ露天風呂で、秋は紅葉、冬は雪景色が美しい。混浴だが、透明度の低いにごり湯なので比較的入浴のハードルは低いといえる。

わいた温泉郷・豊礼の湯(熊本県)

山あいに名湯が点在するわいた温泉郷にある一軒宿。「ホワイトブルー」と称される美しい色の濁り湯がかけ流しにされており、温泉ファンも納得する泉質を誇る。涌蓋山が見える露天風呂からの眺望は、まさに絶景。露天風呂のほかにも、景色がすばらしい「貸切風呂」や源泉の蒸気で食材を調理する「地獄蒸し」の施設も備えており、温泉三昧の時間を楽しめる。

伊香保温泉・伊香保温泉露天風呂(群馬県)

365段の石段街に旅館や店舗が立ち並ぶ上州の名湯。歴史ある源泉「黄金の湯」は、茶褐色の濁り湯が特徴。石段街に沿って並ぶ温泉旅館でも入浴できるが、石段をのぼりきった先にある「伊香保温泉露天風呂」は気軽に入浴できる日帰り温泉。情緒ある和風露天に濁り湯がマッチする。

温泉街にある足湯に注がれる黄金の湯
温泉街にある足湯に注がれる黄金の湯

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温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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