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あわまんじゅう 会津柳津名物なれど【会津若松市】で買える販売店を紹介

あいづ くらし地域情報発信ライター(会津若松市・会津美里町)

飲食、観光、会津ぶらぶら。朝寝、朝湯が大好きな あいづ くらし、です。
(庄助さんばりのダメ人間みたいな自己紹介ですが、そこはご笑覧)

あわまんじゅう 知ってますか。お勧め饅頭

会津の人なら誰でも知っている饅頭ですが、意外と知られていない饅頭かもしれません。
会津柳津(あいづ やないづ)の名物で、日本全国津々浦々、どこをどう探しても、他の地域では売られていません
会津柳津(柳津町)でも、製造販売している店はわずか4店。

粟(あわ)のプチプチした食感に加えて、餅の粘りを持ち合せた独特の食感をしています。
もちもちした口当たりながら歯切れも良いです。
中には、こしあんが入っていて、このこしあんと生地のバランスが絶妙。
一部の店では、「変わりあわまんじゅう」(つぶあん、白あん)もありますが、こしあんが基本の「あわまんじゅう」です。
粟(あわ)をイメージしたクチナシで着色、黄色い饅頭になっています。

会津柳津へ寄れば買ってくるのですが、今回は会津若松市内で買える店へ行って買ってきましたので紹介します。2店ありましたので、順番にお買い物。

飯盛山(いいもり やま)

飯盛山、標高314mです。
戊辰戦争の際、白虎隊、士中二番隊の少年隊士達が、戸ノ口原の戦いより撤退してきて、敵に捕まり生き恥を晒すよりはと、自刃した地です。
階段が中腹まで続いていて、そこに白虎隊十九士の墓があります。

小池菓子舗 飯盛店

参道の左に蒸気の出ている店がありますが、そこがあわまんじゅうの製造販売している「小池菓子舗 飯盛店」です。

見過ごす心配はありません。
幟や看板でしっかり案内されています。

「銘菓」じゃないんです、「名物」。

福島県の代表的な銘菓は以下の通り、
1852年 柏屋「薄皮饅頭」
1860年 かんのや「ゆべし」
1967年 三万石「ままどおる」

対して、あわまんじゅうは1818年。
日本三大虚空蔵尊の一つである福満虚空蔵尊が大火事に見舞われた後に、当時の喝巌和尚が二度と災難に「アワ」ないようにと護符として配ったものが「あわまんじゅう」になりました。

歴史も由緒も折り紙付き、美味しいだけじゃない、厄除け祈願まで込められているという優れた饅頭です。

「あわまんじゅう」
「栗まんじゅう」(くりまんじゅう)
「茶まんじゅう」
が売られてました。
「粟」(あわ)と「栗」(くり)は字がよく似ています。
「あわまんじゅう」は漢字で「粟まんじゅう」と表記されたものは見たことがなく、全て平仮名で「あわまんじゅう」と表記されます。

一つから買えます。
持ち帰りで三つ買いました。紙袋に入れてもらえましたが、日付がスタンプされてました。
日付は買った日ではなく、美味しく食べられる賞味期限です。
2日間が目安。(7月10日に買いました)

飯盛山 駐車場

周辺には有料駐車場も多く、店で買い物をすると無料とかだと思いますが、市営の観光客専用駐車場もあります。こちらは無料です。
トイレもあって便利。

小池菓子舗 鶴ヶ城店 (鶴ヶ城会館)

移動して2店目です。

お城のところにある鶴ヶ城会館(つるがじょう会館)内にあるのが、小池菓子舗 鶴ヶ城店です。
駐車場がとても広い。

訪れていた人は、バスに乗ってきた観光の方が多かったようです。生憎の雨降りでしたが、買い物は楽しまれていました。

会津若松市内で一番大きな土産物屋です。
会津の土産を買おうと迷ったら、ここにきてみるって感じ。

小池菓子舗は入り口のところにあります。
見ていると、中で買い物をした客が、出て行くときに買い求めていきます。

買って、すぐに食べるのが一番美味しいです。

「あわぜんざい」は冷凍のみという話でした。
以前からずっと気になっているものです。

どのまんじゅうにするか悩みました。
先ほど、飯盛店であわまんじゅうを三つ買ってきたばかりです。
「茶まんじゅう」にしようか、「栗まんじゅう」にしようか、
でも、「あわまんじゅう」の販売店を見にきたわけだから、という事で、また、「あわまんじゅう」を3つ買いました。
レシートにそれぞれ「飯盛店」「鶴ヶ城店」と印字されてました。
購入した時間は、飯盛店が9時45分で、鶴ヶ城店が10時41分。
この2店、実際はそんなに離れてはいません。
(途中、道草をくっただけです)

鶴ヶ城会館 駐車場

鶴ヶ城会館を略して「ツルカン」。
駐車場は25分間無料でした。
自分はそうと知らず、無料の駐車場に車をとめて歩いてきました、雨の中。(雨は関係ないけど)
この「25分間無料」を見て、雨の中、どれだけ愕然(がくぜん)としたことか。(雨は関係ないけど)

「あわまんじゅう」を買うだけなら、駐車料が無料の25分間で行けます(たぶん)。
旅行客でなくとも、たまに「あわまんじゅう」が食べたくなったら、ちょっと寄って、さっと買って帰ればOKではないでしょうか。

【小池菓子舗 飯盛店】
住所:〒965-0003 福島県会津若松市一箕町大字八幡弁天下21
市営の観光客専用駐車場:小型80台

【小池菓子舗 鶴ヶ城店】
住所:〒965-0873 福島県会津若松市追手町4−47
ツルカンパーキング:普通車50台、大型バス最大20台(25分まで無料)

今回紹介した会津若松市内の販売店は、観光ルートにもなるところなので、立ち寄ることがありましたらチャンスです。
美味しいまんじゅうなので、是非、一度は食べてみて下さい。

* 本記事はライター「あいづ くらし」の主観に基づいています。
本内容に対しまして、yahoo及び店へお問い合わせはご遠慮ください。

地域情報発信ライター(会津若松市・会津美里町)

福島県 会津地方をブラブラして紹介するサイト「会津暮らし」を運営。縁があって、Yahoo!ニュース エキスパートの地域クリエイター(担当:会津若松市・会津美里町)になりました。

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