お取り寄せ可。珈琲によく合う歴史ある和菓子「源氏巻」。きょうの一口和菓子
手軽に買えて楽しめる一口和菓子のおやつ、今回ご紹介するのは島根にある山田竹風軒本店(やまだちくふうけんほんてん)さんのつくる津和野名物「源氏巻」です。
歴史を感じるパッケージの源氏巻。デザインは異なりますが箱入りもあります。
源氏巻の発祥は、江戸から津和野についた十一代藩主亀井茲監(これみ)の奥方を慰めようと、御用菓子司見墹情貫堂の主人・善一郎が考案したもの。
源氏物語若紫の代表歌「手に摘みていつしかも見ん紫の根に通いたる野辺の若草」にちなんで「源氏巻」と名付けられた(しまね観光ナビより)とも、元禄時代に、吉良上野介から屈辱を受けた当時の津和野三代藩主、亀井茲親(これちか)を想った家老の多胡外記(たごげき)が機転を利かせ、小判包みの形に似たお菓子を上野介に贈ったものが原型になったともいわれており、津和野名物として、多くの和菓子屋さんがそれぞれの源氏巻を作っています。
源氏巻の由来は裏面にも書いてありました。
原材料はこのようになっています。
掛紙を外すと木のうすかわが現れます。
うすかわに包まれていたのは密封された「源氏巻」。
袋から取り出すと、卵の香りがほのかにする、きめ細かなカステラ生地が現れます。均等で美しい焼き色です。
側面はこのようになっています。薄い生地の間にこしあんが包まれていました。
一口サイズにカットしてみます。濃厚なこしあんとしっとりカステラ生地が珈琲やカフェオレに良く合いそうです。中に入ったこしあんの口触りがよく、風味豊かなカステラ生地との相性が抜群で、少しシベリアとも似ていました。
今回ご紹介した山田竹風軒本店さんの源氏巻は、島根県にある各店舗で購入ができる他、公式オンラインショップからもお取り寄せが可能です。公式オンラインショップから購入する場合は、ご紹介した掛紙タイプではなく箱入り(一本350円税込)で、デザインが異なりますのでご注意ください。
また、いつも置いてあるかは分からないのですが、大阪難波にある大阪タカシマヤ地下1階銘菓百選でも見かけましたので、関西にお住まいの方はお買い物ついでにいかがでしょうか。
ショート動画(34秒)でお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。
ご紹介したお店とお菓子
山田竹風軒本店
源氏巻 380円(税込)