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「いちご」をパックのまま冷蔵保存…はダメ?いちごの正しい保存法とは?元スーパーの店員が解説

ぱるとよ料理研究家

いちごは、美味しいだけでなく見た目も鮮やかで、食卓を彩る素敵な果物です。特にこの時期は価格も手ごろで、買い求めやすいですよね。

しかし、気をつけないといけません。そのまま冷蔵庫に入れると、いちごが傷んでしまうことがあります。今回は、いちごを長持ちさせる保存方法をご紹介します。

いちごが傷む理由

いちごは非常にデリケートな果物で、扱い方によっては早く傷んでしまいます。その主な理由としては、以下の点が挙げられます。

いちごの重さが原因で下のいちごが傷む

2段パックのいちごでは、上の段の重さによって下の段のいちごが圧迫され、傷んでしまうことがあります。

時間が経過するといちごの果肉は柔らかくなり、特に上下の接地部分が傷みやすくなります。

一方、1段のパックの場合はこの問題は発生しませんが、価格は少し高めになる傾向があります。

いちごの先端が傷みやすい

いちごの先端は、ヘタの部分よりも柔らかく傷みやすいです。

購入後、パックのまま冷蔵庫に入れると、パックと先端が接触し、傷みの原因となる場合があります。

表面の乾燥

冷蔵庫内での乾燥は、いちごにも影響します。

パックの両端が開いているため、冷蔵庫の空気に触れやすく、いちごが乾燥しやすくなります。

長持ちさせる保存方法

以下は、いちごを長持ちさせる保存方法です。

時間がある場合の保存方法

1. タッパーにキッチンペーパーを敷きます。

2. いちごのヘタ側を下にして立てて並べます。いちごに水気がある場合は拭き取ってください。

3. フタをして冷蔵庫で保存します。フタができない場合はラップを使っても良いです。

時間がない場合の保存方法

1. いちごのパックの先端がパックに触れないように調整します。

2. パックごとポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。これにより、冷風から守ることができます。

ただし、2段パックのいちごでは、下のいちごが傷みやすいです。忙しい時は、この点をある程度受け入れましょう。

まとめ

  • いちごが傷む理由としては、いちごの重さや先端の傷み、表面の乾燥が挙げられます。
  • 保存方法としては、時間があるときはタッパーを使用し、時間がないときはパックのままポリ袋に入れて保存することがおすすめです。

これらの方法で、いちごを長く美味しく楽しむことができます。ぜひ試してみてください。

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