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3階級制覇のWBOスーパーフェザー級王者、ドロー防衛の次は…

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
(写真:ロイター/アフロ)

 WBOスーパーフェザー級王者、エマヌエル・ナバレッテが、11月末にメキシコ・グアダラハラのメキシコ・アメリカーノ病院で左拳の手術を受けた。ESPNが130パウンド最強と評価するナバレッテは、手術は軽いものであるとし、先月のロブソン・コンセイソンとの試合中に悪化した古傷だと語った。

写真:ロイター/アフロ

 38勝(31KO)1敗1分のナバレッテは、11月16日の防衛戦で2度のダウンを喫したが、ドローで辛くもベルトを守った。28歳のメキシコ人王者は、来年初めにリングに上がる予定だ。負傷の影響で、コンセイソン戦では100%のパフォーマンスを発揮することはできなかったと話した。

写真:ロイター/アフロ

 ナバレッテは言った。

 「俺はいかなる挑戦も決意も決して避けないメキシコの戦士だ」

 彼は2018年12月8日にスーパーバンタム級王者となって5度防衛。2020年10月9日には、フェザー級で世界タイトルを獲得し、3度の防衛に成功。そして、今年の2月3日に3階級制覇を成し遂げ、8月、11月と防衛している。

 ハイペースでリングに上がるWBOチャンプだが、WBA同級王者、レイモント・ローチとの統一戦が決まれば面白い。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c633465f5d2726f298d258674369de648e94ddad

 2024年、ナバレッテは自身のキャリアをいかに彩るか。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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