【京都市山科区】変哲もない交差点と思いきや、実はちょっと変わった国道1号線山科団地交差点とは?
山科団地近くの国道1号線の交差点は、一見すると何の変哲もない交差点なのですが、よく見ると普通の交差点にはないちょっと変わった点がいくつもあります、
1つ目は丁字路なのですが、道路がない方向にも信号があります。
「歩行者用信号は別にあるのになぜ?」と思うかもしれませんが、ある道路交通法が関係しています。自転車や原動機付自転車、いわゆる原付バイクは片側3車線以上(右左折レーンを含む)の交差点で右折する場合には、二段階右折禁止の標識がない限り二段階右折しなければいけません。
自転車や原付バイクが国道1号線を西走してこちらの交差点で右折する場合には、片側三車線なので二段階右折しなければならず、信号は二段階右折で端に待機している自転車や原付バイク用のものなのです。
2つ目は南進側にある二輪車用押ボタンです。
「普通の信号だし、押してる人を見たことがない。」と思ったのですが、深夜に通ったところ、深夜は山科団地方面からの車が極端に少なくなるため、常時赤信号になっていました。
そのため、深夜に南進してきたバイクが信号を変える用にボタンが設置されています。
3つ目は自動車用のセンサーです。
先述したようにこちらの交差点は深夜の南進は常時赤信号になっているため、自動車の場合にはセンサーが働いて信号を変えます。
通常の交差点ならば1車線にセンサーが1つついているのですが、こちらには2つついています。以前は1つしか設置されていなかったのですが、2022年9月に改修された際に増台されました。この道は片側1車線の道路なのですが、1車線の道幅が信号待ちの際には右折車と左折車が2台ならんで停車できるほど広いので、2つ設置されています。
どれも道路交通法に則ったものや交通の安全性を高めるものなのですが、知らないと「?」知って「!」となるので、お近くの交差点もよく見てみると意外な発見があるかもですよ。