日米共同開発の弾道ミサイル防衛用迎撃ミサイルSM-3ブロック2Aの迎撃実験に成功
米ミサイル防衛局と日本防衛装備庁の発表によると、2018年10月26日、ハワイ沖で実施された迎撃実験FTM-45で日米共同開発中の弾道ミサイル防衛用迎撃ミサイル「SM-3ブロック2A」が標的の撃墜に成功しました。今回は米海軍のアーレイバーク級イージス駆逐艦「ジョン・フィン」からSM-3ブロック2Aが発射されています。
SM-3ブロック2Aの試験はこれで4回中2回目の成功になります。前回の今年1月31日の実験失敗は第三段ロケットモーターの点火部品の製造ミスまたは組付けミスが原因と推定されており、設計に問題は無かったと見られています。もう一つの実験失敗は人的操作ミスが原因で、これも設計に問題は無かったとされています。SM-3ブロック2Aの迎撃実験はこれまで重大な問題は発生しておらず、このまま順調に試験計画が推移していけば2020年3月に就役する予定の新型イージス艦「まや」の搭載ミサイルとして、2021年度から自衛隊に実戦配備される予定です。