【花粉対策】少しでも秋の花粉の時期を快適に過ごすために、スキンケアでできることとは?
お付き合いいただき、ありがとうございます。エイジング美容研究家・美容ライターの遠藤幸子です。
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残暑が続いているものの、もう秋。秋の花粉は8月下旬から10月くらいまで飛散し、花粉症は地域によるとはいえ、9月頃にピークを迎えるといわれています。
今回は、辛い花粉の時期を少しでも快適に過ごせるように、スキンケアでできることを紹介します。
外出時にできること
(1)肌に花粉が付着するのを防ぐ
外出時は、花粉が肌に付着するのをできるだけ防ぐことが大切です。マスクやメガネを着用するほか、花粉に限らず大気汚染物質などから肌を守る効果が期待できるアンチポリューションコスメの使用がおすすめです。
アンチポリューションコスメはスプレー、日焼け止めのほか、シャンプーやコンディショナーなどラインナップも豊富。全身で取り入れるのもひとつの手です。
(2)ベタベタするスキンケアやメイクを避け
乾燥が気になる秋は、保湿力の高いスキンケアアイテムに手が伸びます。中にはベタベタと油分などが肌表面に残る仕上がりになるものも。
また、メイクでも保湿力と密着力の高いクリームタイプなどを使ってパウダーを避けていると、肌表面がベタベタしていることがあります。そのような状態で外出すると、花粉が肌に付着しやすくなります。
十分に肌を保湿することは、バリア機能を高めることにつながり、花粉と戦う上でも大切なことです。しかしながら、肌表面の油分は軽くティッシュで抑える、メイクの仕上げにはパウダーを重ねるなどして肌表面がベタつかない工夫をしましょう。
帰宅後にできること
(1)花粉をできるだけ自宅に持ち込まない
花粉は自分では気がつかなくても外出中に肌や髪、上着などにたくさん付着している可能性があります。そのまま帰宅することは、自宅に花粉を持ち込むことに。
玄関前で花粉をついはらいたくなりますが、パンパンとはらうと花粉が舞い上がり、目や鼻の中に花粉が入ってしまう可能性があります。
ウェットティッシュや粘着力の弱いテープなどに花粉を付着させるようなイメージで取り除きましょう。
(2)メイクを落とす前に、顔に付着した花粉を落とす
帰宅したら真っ先にメイクや汚れとともに花粉を落としたくなりますが、顔に付着した花粉を落としてからのクレンジングや洗顔がベスト。
ぬるま湯でサッと洗い流すか、ミストタイプの化粧水を吹きかけて洗い流すように花粉を落とし、水気を優しく拭き取ってからクレンジングや洗顔をしましょう。
入浴も可能なら帰宅直後にするのがおすすめです。
(3)刺激は避け、十分に肌を保湿する
メイクや汚れ、花粉を落としたら、刺激は避けて十分に肌を保湿しましょう。水分と油分を自分の肌にとってバランスよく補給するほか、「ヒト型セラミド」が配合されたコスメを使用するのがおすすめです。
セラミドは私たちの肌に元々存在するもので、年齢とともに減少していくことが明らかになっています。セラミドが足りない肌はバリア機能が低下し、乾燥しやすく、外部刺激に敏感になるため、肌トラブルやエイジングの進行に悩まされる要因に。減少していくセラミドはコスメで外から補いましょう。
セラミドにも種類がありますが、中でもおすすめなのが、「ヒト型セラミド」。私たちの肌に存在するセラミドとよく似た構造を持ち、肌になじみやすく、刺激が少なく、保湿力が高いことで知られています。
他のセラミドより高価な傾向にありますが、この「ヒト型セラミド」が配合されているコスメを使用することをおすすめします。
日頃からできること
(1)バリア機能を高めるスキンケアを行う
日頃からバリア機能を高めるスキンケアを行うことが大切です。
注目成分としてあげられるのが、「ライスパワー(正式にはマルR)No.11」。医薬部外品の効能として皮膚水分保持能の改善が認可されている成分です。
「ライスパワーNo.11」はセラミドの産生を促進し、角層内の水分量を増やす効果が期待できます。
また、バリア機能を強化し、外部刺激に左右されにくい肌へと導く効果が期待できるほか、肌のターンオーバーを正常に導く効果も期待できます。
(2)ビタミン、ミネラル、タンパク質などをしっかりめにバランスの取れた食生活を心がける
バリア機能を高めるためには食事も大事。エースビタミンといわれる、高い抗酸化作用を持つビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを含む食品を心がけて口にしましょう。
ビタミンAには皮膚や粘膜を健やかに保つ作用がありますが、過剰摂取には注意が必要です。サプリメントの摂取も日常的に行なっている方は配合成分を確認するなど注意しましょう。
ビタミンCはターンオーバーの正常化をサポートし、コラーゲンの生成に欠かせない成分です。体外に排出されやすいのでこまめに摂取するほか、効率よく摂取できるサプリメントの摂取も視野に入れましょう。
ビタミンEは血行を促進し、ターンオーバーが正常に行われるのをサポートする成分。バリア機能をサポートする効果が期待でき、若返りのビタミンの異名を持ちます。
このほか、ビタミンB群や私たちの肌を育む上で欠かせないタンパク質なども心がけて摂取しつつ、バランスのいい食生活を心がけましょう。
(3)質のいい睡眠を心がけ、十分な休息を取る
十分な睡眠を心がけることも肌のバリア機能を高めるためには重要です。とはいえ、睡眠時間にこだわるのではなく、質に目を向けましょう。この機会にぜひ睡眠環境や夜の過ごし方を見直してみてください。
(4)ストレスを溜め込まない
ストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンが分泌されたり、自律神経が乱れたりしてバリア機能を低下させることに。
とはいえ、ストレスを感じずに過ごすことは現代人にとって非常に難しいことです。ストレスを溜め込まないように日頃から発散する方法を身につけておきましょう。
まとめ
花粉症ではないと油断していても、ある日突然に花粉症に悩まされることもあります。備えあれば憂いなしという言葉ありますが、日頃から対策を取っておくことが肌にとってのストレスやリスクを下げることにつながります。健やかな美肌を育むためにもぜひできることから実践してみてください。
また、肌状態に応じて敏感肌用、低刺激といったコスメにシフトすることも視野に入れましょう。
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