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【速報】羽田空港、断水中でレストランの多くが開店できず。トイレの手洗い場にはペットボトルの水を用意

鳥海高太朗航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師
トイレの手洗い場にはペットボトルが用意され、手を洗うのに利用できた(筆者撮影)

 羽田空港の国内線が出発する第1ターミナル、第2ターミナルでは、11月6日の午前9時前より断水している。12時20分現在、空港ターミナルを運営する日本空港ビルデングによると、JAL便などが出発する第1ターミナルは順次復旧中であるが、ANA便などが出発する第2ターミナルは復旧の目処が経っていない。なお、国際線ターミナルは通常通りに水道が使えるほか、国内線・国際線ともに運航便への影響はない。

飲食店の多くが開店できず

 影響が一番大きいのは飲食店となっている。筆者は11時45分頃に第2ターミナルに到着し、ターミナル内で取材をしているが、レストランのほとんどが開店できない状況になっている。一部店舗では水を使わないメニューのみ販売しているお店もあった。

 ランチの時間帯にも重なっているが、食事を食べたい人の多くは売店やコンビニエンスストアでお弁当などを購入し、空港内の誰でも利用できるテーブルなどで食べている光景が見られた。弁当店やコンビニエンスストアの店内を見ると、通常に比べてかなり売れているようであったが、おにぎりやお弁当の数は不足しておらず、購入することはできた。また、自動販売機も通常通りに利用できるので飲み物についても問題はなかった。館内では、水道が使えないことが繰り返しアナウンスされている。

各店舗には開店ができないことについて説明する紙が貼られていた(以下全て筆者撮影)
各店舗には開店ができないことについて説明する紙が貼られていた(以下全て筆者撮影)
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断水で開店できない第2ターミナルの飲食店
断水で開店できない第2ターミナルの飲食店

トイレは利用可能。手洗い場にはペットボトルの水を用意

 トイレについては、通常通りに利用できるが、手洗い場の水道は利用できなくなっている。ただ、日本空港ビルデングが手を洗う用のペットボトルを用意しているので、特段、トイレの利用には問題なかった。実際に空港にいる限りでは、飲食店の影響が大きい状況になっている。

第2ターミナルに直結するP4駐車場のトイレにもペットボトルの水が用意されていた
第2ターミナルに直結するP4駐車場のトイレにもペットボトルの水が用意されていた
飛行機は全便、通常通りに運航されている
飛行機は全便、通常通りに運航されている

 空港機能の根幹には影響が出ていないが、飲食店の利用も多いので、早い復旧が望まれる。本日、羽田空港から国内線を利用する際には注意が必要だ。

航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師

航空会社のマーケティング戦略を主研究に、LCC(格安航空会社)のビジネスモデルの研究や各航空会社の最新動向の取材を続け、経済誌やトレンド雑誌などでの執筆に加え、テレビ・ラジオなどでニュース解説を行う。2016年12月に飛行機ニュースサイト「ひこ旅」を立ち上げた。近著「コロナ後のエアライン」を2021年4月12日に発売。その他に「天草エアラインの奇跡」(集英社)、「エアラインの攻防」(宝島社)などの著書がある。

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