週末は寒波ならぬ暖波到来で、広く夏を思わせる暑さに
週末は寒波ならぬ暖波到来へ
よく冬には寒波の到来という言葉を耳にしますが、今週末は寒波ならぬ暖波の到来で、一気に暑くなりそうです。
上図は上空1500メートル付近の気温の予想です。
8日(金)は北日本に平年より2度くらい低めの少し冷たい空気が流れ込むため、薄い青色となっていますが、これが翌日の9日(土)になると、大陸から流れ込む暖波の影響で一転し、平年より大幅に高いことを表す赤色に様変わりしています。
そしてこの状態が10日(日)にかけても続く予想です。
おおむね平年と比べて、北日本では5度から10度くらい、東日本や西日本でも2度から5度くらい高く、上空1500メートルで9度以上の暖気で覆われる所を中心に、25度以上の夏日が続出する見込みです。
夏日続出、真夏日に迫る所も?
ウェザーマップが発表している予想最高気温は上図の通りです。
8日(金)にかけて、札幌は寒気の影響で10度前後の気温が続きますが、関東以西は20度から22度くらいで、4月中旬から下旬並みの陽気が続く見込みです。
そして9日(土)になると暖波の到来で一気に昇温します。
東北南部から九州にかけて25度以上の夏日の所が多く出現し、10日(日)にかけても続く見込みで、各地で5月中旬から下旬並みの汗ばむ陽気の所が多くなるでしょう。
東京都心も10日(日)に今年初めて25度以上の夏日となる可能性があり、特に福島と日田(大分)は28度まで上がる予想で、もし予想通りに上がれば、日田は6月上旬並み、福島は7月上旬並みの暑さということになります。
晴れる時間が長かったり、山越えの風が吹いたりすれば、内陸で予想以上に気温が上がり、30度に迫る所が出てくるかもしれません。
来週もかなりの高温が続く可能性
週末に流れ込んできた暖波は当分居座りそうな気配があり、気象庁が発表している来週11日(月)から15日(金)にかけての5日間平均の気温予想でも、平年よりかなり高くなる可能性が示されています。
この高温の影響で、来週にかけて、桜前線は東北地方を一気に駆け抜けていくかもしれません。